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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[179]森崎名無しさん:2018/10/14(日) 17:03:07 ID:??? ★女教師(仮)聖薇 ハートK ★
[180]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:09:13 ID:pD/LglpY ええ、このハート絵柄の「10月最後の日」は「9月最後の日」の誤りです。失礼いたしました。 あと、この一連の勉強会について、岬一郎さんからの説明がありますので、皆様ぜひお読みください。 岬父「皆様こんにちは、この物語の主人公を勤めております愚息、岬太郎の父、一郎です。 話の成り行きで太郎が勉学の助けを受ける事となりました。これよりその影響と具体的な流れを紹介いたします。 岬父「先程のレスでも示されましたが、個人学習を受ける事になった影響で、 第3週と第4週の練習・自由時間がそれぞれ1回分消費される事となり、その分計4回勉強会が行われる事となります。 勉強会では国語算数理科社会の4教科とフランス語を同時に受ける形となります。 まず最初にテストを受け点数を確定した後、各教科のどれかを優先して学習する形をとり、 最終勉強会での確認テストの結果で、学習成果を判定します。 各回の勉強会で学習の判定後に会話選択があり、早乙女のお嬢さんと交流する機会が得られます」
[181]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:10:38 ID:pD/LglpY 岬父「第4週のが全て消える訳ではないのは、早乙女さん達は学校で授業を受けていて午前中は忙しい事、 風紀委員長としての仕事があって放課後みっちりと講義を行える訳ではないからです。 さて、勉強会の成果についてですが、実のところ勉強も語学もこの物語においては特に必要のない要素です。 私に似ずよくできた息子で、1人でもきちんと自分を律して勉強に取り組み、きちんとした成績を収めている子です。 ですのでここでは高い成果で早乙女さんの歓心を得る事、そして勉強の機会をへて会話の機会をも得る事が、 勉強会のフィードバックとなります。上手く行けば更なる関係の進展と新情報が入手できるかもしれません」 岬父「ちなみに、今日帰宅後の太郎に私から早乙女さんについて、伝える事があります。 物語の大筋にも関わる、かもしれませんので、どうかお楽しみに。それではこれにて説明を終わります。 最後に、ここまで太郎の物語を読み進めてもらえまして、太郎とスレ主に代わり厚く御礼申し上げます」
[182]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:41:43 ID:pD/LglpY ★女教師(仮)聖薇 ハートK ★→聖薇「……10月の最後の日には、私の家で勉強しましょう」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 聖薇「こちらこそ、拙くはありますが、精一杯指導を行わせていただきます。それと如月さん」 そこまで言ってチラリと千早の方を向く。ちなみにもう食事は済ませている。 千早「何かしら」 聖薇「後々のために証人になってもらえないでしょうか。何もやましい意図はなかったと」 千早「証人?」 聖薇「はい。といいますのも、ちょっと岬君にお願いしたい事がありまして」 岬「お願い、というと」 聖薇「はい、最後の勉強指導は私の家で行わせてほしいのです。 その位に家の前のマロニエを収穫して調理するので、良かったら食事でもと」 わずかに恥ずかしげな顔をして顔をそらす。 その時だけ、ル・エストや校庭で見た聖薇の表情に戻ったような気がしたが、すぐに風紀委員長の顔に戻って話を続けた。 聖薇「勉学や語学のためとはいえ、貴重な自由時間を私が使えなくなってしまう事へのお詫びです。 家に連れ込んでいかがわしい事をしようとか、ふしだらな事ではない事を、 万一の際には如月さんに証言してほしいのです」
[183]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:43:24 ID:pD/LglpY 話を聞いた千早は神妙な面持ちで依頼に耳を傾けていたが、 話が終わると嬉しそうな、期待の表情を浮かべて、委員長に告げた。 千早「その食事会、私も参加していいかしら」 聖薇「え!?え、いやこれは勉強会で、如月さんは成績が良いですから」 千早「確かに勉強会だと確認するには、私もその場にいれば確実でしょう? 邪魔にならないようにするし、マロニエの調理は私も手伝いますから」 両手をあごの下にのせて、ウキウキとした表情で語りかける。どう見てもマロニエを食べたくて仕方ないといった風だ。 岬「(断ろうかな。いや、よく考えれば千早とはこれといった交流もない。いい機会だからその日だけ参加させようか)」 A 岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから」 B 岬「大丈夫です。マロニエ料理は後で必ず送りますよ」 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[184]森崎名無しさん:2018/10/14(日) 17:51:05 ID:rZGMzmPg A
[185]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:00:17 ID:pD/LglpY A 岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから、ねえ早乙女さん」 そう自らの見解を明らかにした後、聖薇へ同意を求める。このはらぺこ少女の事はまだほとんど分かっていない。 交流の機会を設けて彼女とも友好的関係を築いておくのも悪くない。 聖薇「ええと、そ、そうですね。あくまで勉強会ですし、友達が多く来るのは母も喜ぶでしょうし……」 どことなく歯切れが悪い。歓迎していないのかとも思ったが、そもそも同じ風紀委員とは言え、 わざわざ2人きりの時に懸念事項について話し合おうとしていたのだ。千早と仲が悪いとは考えにくい。 ともあれ、勉強会の実施と9月末日の食事会は決まった。 聖薇「とにかく、如月さんも家に来て大丈夫です。歓迎します」 千早「わあい」 無邪気な笑顔を浮かべて喜ぶ千早と、どことなく浮かない様子の聖薇。好対照な2人の表情を眺めながら、 明日からの勉強開始時間や学習予定について話す聖薇の言葉のメモを取る。 取り終わったところで時間も遅くなっていたので話し合いはここで終わりとなり、帰宅の途につく事となった。 家に返ると、父が3枚の写真を床に置き、思いつめた表情で写真を見つめている。
[186]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:02:30 ID:pD/LglpY 岬「父さんただいま」 岬父「おかえり。太郎、こっちに来なさい」 父が僕を呼びつけた。やってくると、父は写真を取り上げて僕の目の前に写真を持ってくる。 岬父「ここに写っている人に、見覚えはあるか」 写真へと目を移し、次の瞬間にハッとする。ここに写っている3枚の写真はどれも同じ人が中心に写されている。 1枚目は品の良いスーツを優雅に、それでありながら キビキビと着こなしていて、いかにも聡明で仕事のできそうな印象を受けた。 2枚目は大勢の黒服の人達を付き従えて、どこかのビル内を闊歩している姿だ。 男達の姿は皆中央の人物より倍以上は年を取っているが、誰もかれも貫禄があり 着ているものも良い。重役達を引き連れて歩いているのだろう。 最後の写真は株主総会かなにかの会議または発表会で壇上に上がっている人物の姿だ。 威風堂々とした様子で並みいる銀髪の群れに対する姿を見て、今にも討議の声が聞こえてきそうになる。 だが一番驚いたのはそこに写っていた人物だ。 フランスに着いてから初めて目にした、同一人物のはずなのに、似ても似つかない人。 父も表情の変化で確信に至ったらしく、僕に向かって驚きの言葉を投げつけてきた。 岬父「そうだ。ここに写っている人物こそお前がル・エストであった妙齢の女性、早乙女愛。 早乙女財閥の次期後継者であり、日本国内大手電機企業の早乙女電子株式会社『元』代表取締役だ」
[187]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:09:52 ID:pD/LglpY 聖薇との勉強会決定、そして聖薇母についてまさかの正体判明!といった所で今日はここまでといたします。 >>169 >>170 可愛らしく食べ物を頬張る千早さんの姿が書きたくなってこんな選択肢を設けましたが、 よく考えるとお菓子ならともかく豚汁を学校に持ってくる小学生もいませんね。ですが後悔はしてません。 後悔するとしたら、可愛い姿を描写できなかったスレ主の筆力の無さについてでしょう。
[188]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 15:51:23 ID:zTo+GjvE 第18−19話間挿話『岬と聖薇の勉強会』 パリの空は明るい。日本にいた頃はとっくに日が暮れているはずの空が、明るいどころかまだ日が落ちてさえいない。 落ち葉が増え始めた並木道を歩き学校に向かいながら、昨日の事について考えていた。 岬父「大財閥の後継者が娘と共に、パリでひっそりと暮らしている」 部屋の傍らに散在する新聞や雑誌記事の切り抜きを取り出して断言する。それらをめくり取って ル・エストで肖像画を冗談にしていた若奥様の姿と照合させる。 岬「確かに、姿は瓜二つって言っていいぐらい似てる。でもなぜ?」 岬父「記事からは一切分からなかった。分かっていれば大騒ぎになっていただろう。 私の『仕事仲間』にも調べさせてもらったが、動向の形跡や財閥の異変も見当たらなかった。だが」 そこまで語った後、胸ポケットから煙草とライターを取り出し、火をつける。 しばし煙をくゆらせた後、中断した語りを再開した。 岬父「父さんとしてはこう考える。財閥の都合ではなく、何かプライベートな理由で、母子2人隠れ住んでいると。 直接的な根拠はない。早乙女財閥一連の企業に動きが見られない事と、『匂いがする』からだ。 とにかく詳しい事はこちらでも分かっていない。だからだ」 切り抜きを脇に置き、父は僕に頼み込んだ。 岬父「それとなく、この母親の素性について探ってきてくれるか」
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0ch BBS 2007-01-24