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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[413]森崎名無しさん:2019/02/23(土) 20:22:32 ID:4IQDcXLM A
[414]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 20:59:01 ID:pdz/FjeI A あずみ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― A 岬「初めてきてみて、どうだった?この店(今日は聖薇との縁ができればいい)」 B 岬「初めて会ってみて、どうだった?風紀委員長ではない聖薇さんは(少しでも仲良くなってくれるといいんだけど)」 C 岬「如月さんとここに聞いてた曲って何?(千早とは仲が良いのかな。そこのところも確かめてみよう)」 D 岬「サッカーの具合はどう?(僕がいない間、ちゃんとやってるかな)」 E 岬「中古の壊れかけたものでもいいからさ、余ったゲーム機ある?(上手い事タダで手に入れられないかな)」 F 岬「お母さんと会ったけど慌てて帰っちゃったんだ。何か知ってる? (あれは絶対何かある。何か情報を得られないだろうか)」 G 岬「あずみちゃん、詳しい事はあとで話すけど……本来君には関係ない事なんだ」 (一旦こちらから距離を置かせることで断るタイミングを失わせ、その後の関係の進展から引き受けるように持って行く) H その他、自由回答(要2票) 1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 なお、これら選択肢を選択した後、さらに分岐します。
[415]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 21:17:14 ID:pdz/FjeI 本日はこれまでにいたします。 なお、最近Twitterを中心に、勝手ながらキャプテン森崎やキャプテン岬に ついて宣伝しておりますが、もし初めてきたという方がいらっしゃいましたら、 まずは1さん、2さんが投稿したキャプテン森崎をお読みください。質量ともにそちらが優れていますし、 また、こちらは本編を下敷きにして執筆しているので、先に読んでもらえると 説明が少なくて助かるという側面もあります。(笑)
[416]森崎名無しさん:2019/02/23(土) 21:53:04 ID:4IQDcXLM B
[417]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/28(木) 19:45:53 ID:??? 済みません、仕事の都合により今週は続きを投稿出来そうにありません。 どうか御了承をお願いいたします。
[418]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:20:01 ID:Zm1hGbuI B 岬「初めて会ってみて、どうだった?風紀委員長ではない聖薇さんは(少しでも仲良くなってくれるといいんだけど)」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 何とか両者和解の糸口はつかめただろうか。そうなる事を願って今回の食事会に2人をくっつくよう話を持っていったのだが。 あずみ「どうだったって。どうだったも何も、あいつ岬君と2人きりだったじゃない。 たまに出る時も親の所へ行くばっかで、あたしの方には来てないわよ」 交流の機会さえなかった。そうあずみの返事を聞いて、心の中でため息が出た。確かにテスト中は部屋でこもりきりだった。 さらに言えば食事の時も勾玉の件があるにせよ、互いに一言も交そうとしていなかった。 どちらも自分から仲直りしようという意思自体が無い、という事なのだろう。 岬「(これは思った以上に難しそうだ。まいったなあ、これからの為に協力してもらいたいのに)」 関係改善が予想以上に難しいと分かり、頭を抱えたくなる。そんな僕の気持ちなどつゆ知らず、 すぐ隣に座る女の子はブツブツと愚痴をつぶやいてくる。 あずみ「絶対に前世は鬼軍曹よ、教官になったら戦地に立つ前に3人や5人は死んでるよあれ。 それを聞いた風して聞き流さないとやっていけないこっちの身にもなってみ……」 聖薇「聞こえてます!」 あずみ「うわっ!」 餅をこねていた聖薇が振り向き、苛立だしくあずみを睨みつける。 あずみ「まったく驚かせないでよ、こっちはたまったうっぷんを吐き出してるところなのに。あー、千早今だよ打ち下ろしちゃって」 聖薇「私の手を潰させる気ですか!いえ、それよりも早川さん、今まで私の話を聞き流していたんですか!? あれだけ話して少しは頭に残っていると思ったら……」 あずみ「あれ、アンタあたしが聞いてると思ってたの?あんな般若心経みたいな堅苦しい文句、あたしだけじゃなくて他の誰も」 聖薇「早川さん!」
[419]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:21:14 ID:Zm1hGbuI 殴りかかるような語気であずみちゃんを襲う。攻撃を受けた相手はニヤニヤと小馬鹿にした笑みを浮かべて立ち上がる。 あずみ「顔まで般若になったらいよいよ誰も聞きゃしないって。それじゃ岬くん、ちょっとだけエスケープしてくるわ、んじゃ!」 聖薇「こらっ、待ちなさい!」 すっと飛び出すようにあずみちゃんは走り去る。聖薇も慌てて追いかけていき、この場は僕と千早の2人しかいなくなった。 岬「はは、いや、早川さんも早乙女さんも元気だなあ」 思わぬ展開に戸惑いを隠しきれない風に、1人残った千早に語りかけてみる。 こう困った様子を見せれば、何かしらの助け舟を出してくれるだろう。 その読み通り、気まずい空気を流す言葉が、千早の口から出てくれた。 千早「そうね。本当に、2人とも元気ね。もう少し落ち着いてくれるといいのだけど」 すっかり慣れっこになっているのだろう。表情も語調も変わらず、餅つきの役を変え臼の前にかがみこんで、つぶやき続ける。 千早「早乙女さんは完璧主義というか四角四面というか、他人に厳しく自分にはそれ以上に厳しいって人だから、 良くも悪くも自由奔放な早川さんとは馬が合わないんでしょうね」 岬「そうか、2人とも良い人だし、早く仲直りしてくれるといいんだけど」 千早「大丈夫よ、いつもの事だから。学校でも大抵こんな感じ、トムとジェリーみたいなものよ。 いつも早乙女さんが早川さんを追いかけ回して、大した事も起こらず終わって、 しばらくしたら元通り。だから気にしなくて大丈夫よ」
[420]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:22:23 ID:Zm1hGbuI 少々の悶着はあったが、どうにか千早とかわりがわり餅をついてこねくり回し、どうにか次の段階に進められるところまでになった。 つき上がった餅を聖薇の母の所へ持って運ぶと、これからの調理は テーブルについてからのお楽しみ、という理由で料理の場から遠ざけられる。 重い杵を振り上げ続けた疲れがずしりと襲ってきた事もあり、店内の端にある長椅子に腰かけて一息入れる事にした。 休んでからそう時間がたたないうちにトムとジェリー、もといあずみちゃんと聖薇が現れ僕の座る長椅子へと座りに来た。 あずみちゃんは僕の右隣へドカリと荒々しく座った後、ムスッとした顔をそらして頬杖をついたまま黙りこくっている。 聖薇の方もプイと横を向いたまま、一言も口をきこうとしない。おおかたどこか遠い所で舌戦を繰り広げてきたのだろう。 そんなピリピリした空気などどこ吹く風といった顔で、千早はビニール小袋から 砂糖をまぶしたナッツを取り出し、口の中に摘まみ入れている。 レジの横にいくらか小銭が置いてあるところを見ると、代金は支払っているようだ。 ナッツをポリポリとかじりながら、あちこちに陳列された商品を見回している。レーニンとコーヒー豆が同居したコーヒー缶、 品の良い彩のビンに入った香水やオーデコロン、武骨でクラシックなつくりのカメラと、 多種多様な商品群を通りながらうろうろと歩いていた千早が、あらと小さくおどろいて立ち止まり、銀色の板を手に取った。
[421]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:24:09 ID:Zm1hGbuI チャンスだ。椅子周りのうっとうしい空気から逃れるべく千早の下へ歩み寄る。 岬「どうしたの」 千早「えっと、ちょっと懐かしいのが目に入ったから」 僕の問いかけに反応する形で、手に持つものを僕の目の前へみせてくれた。 大きさは電卓ほどだが、その他の外見は電卓とは大きく異なっていた。横長の本体の中央には液晶画面が据えつけられているが、 そこには様々なキャラクターや風景が、下絵のようにうっすらと描きこまれている。 画面枠線の外には移動方向を示した矢印とボタンが四方に4つずつついてあり、 画面の下にはキリル文字で「электроника ин 02」と記されていた。 千早「ボタンの配置と絵の感じからして、昔遊んだ『ミッキーマウス』じゃないかしら。 海外でもゲーム&ウオッチって人気なのね」 言われてみれば、日本にいた頃そんなものを見た気がする。ここにあるのは文字からしてソ連製だろうが、 見れば見るほど昔見た記憶の中のものと重なってくる。 岬「(プライドないんだろうか)」 自然とそんな感想が頭に浮かぶ。キャラクターのウサギとオオカミのバタ臭さも相まって、濃厚なパチモノ感が漂ってくる。 そんな何とも言えない気分になっている間に、千早はもう1つ別のゲーム&ウオッチを取っていた。
[422]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:28:57 ID:Zm1hGbuI 岬「あれ、また別のを。如月さん、それ買うの」 千早「ええ、もうすぐ優の誕生日だから、プレゼントに」 岬「(ふーん、もうすぐ優の誕生日か。僕も参加してみようかな?何しろ優の危険が迫っているんだし、 それとなく知らせておかないと。命の恩人なんだから、断られる事はないだろうし。 ただ、予定が後で何かと重なると面倒だから、今は誕生日だけ訊いておこうかな。 それとも行かないでおこうかな。その分の時間を有効に使えるし。どうしよう)」 A 自分も誕生会に参加できないか尋ねる B 優の誕生日を尋ねるだけに留める C 参加しない(当該週の自由行動は消費されなくなります) 1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ゲーム&ウオッチを間に千早との会話を交わしているところで、今日はこれまでと致します。 千早が手に持つパチモノゲーム&ウオッチについては、 『электроника ин 02』と単語を入れて検索してください。 (本当はURLを入れたかったのですが、入れると何故かエラーとなるので、断念しました)
[423]森崎名無しさん:2019/03/11(月) 04:06:50 ID:2UFBe+mQ A
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0ch BBS 2007-01-24