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【暗雲に】キャプテン霊夢42【一条の光を!】
[315]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:10:14 ID:??? 鼎「そこだぁああああああああああ!!!」 バンッ!!! 鼎もまたゴールラインの一番後ろまで下がり、タイミングを合わせてジャンプする。 手を使えるGKという事もあり、タイミング自体は霊夢よりも合ってはいた。 しかし、追い風に乗ったディアスのドライブシュートの威力は鼎の想定を上回っていた。 ギュウウウウウン!!! 鼎「(!嘘、更に下に落ちて……いや、伸びてきた!?)」 両手を固めて弾き返そうとした鼎の手元でボールは更に下に落ちる。 振り切った両手は無情にも一瞬前にボールがあった箇所を通過した。 ズサァアアアアアアアアアアア!!! トン、トン…… ピィッピィイイイイイイイイイ!!! 鼎「あ……」 霊夢「そんな……」 ディアス「はぁ、はぁ……へへ、決めてやったぜ!」 隠しきれない疲労を滲ませながらも、右腕を高く掲げて吠えるディアス。 後半ロスタイム、アルゼンチンが執念の勝ち越しゴールを決める。 マリオとヨッシーFC 4−5 アルゼンチンJrユース ※ディアスのガッツが200を切りました!以降、回復するまで疲労ペナ(-2)が掛かります! ※霊夢のガッツが200を切りました!以降、回復するまで疲労ペナ(-2)が掛かります!
[316]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:12:04 ID:??? ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!! キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 一瞬静まり返った後、スタジアムにまたも大歓声が沸き起こる。 正確には、悲鳴も混ざっていたが。 実況「き、き、き、決まったー!後半ロスタイム、ディアス選手のキックオフからの ドライブシュートがマリオとヨッシーFCのゴールに突き刺さったー! アルゼンチンJrユース、この土壇場で決定的な勝ち越しゴール! ディアス選手、この試合4点目!得点王ランキングもぶっちぎりの10点目! 一方、マリオとヨッシーFCは余りにも痛すぎる失点を許してしまいました! もう残り時間はほとんどありません!」 「す、凄すぎる……」「この場面で決めるなんて……」「天才……」 「ディアス!ディアス!ディアス!」「心ちゃんがいれば……!」 ディアス「へへ、言っただろ!俺は最後まで勝利を諦めはしないってな!」 パスカル「ああ、流石だぜディアス!」 サトルステギ「それでこそアルゼンチンJrユースのキャプテンだな!」 バビントン「すごいよ、ディアス!」 ガルバン「ガルバーン!」 ガルトーニ「すげえ……!」 この劇的なゴールに対し、アルゼンチンのメンバーは大喜びでディアスを迎える。 何しろもう残り時間はほぼないと言って良い。その状況で勝ち越しに成功したのだ。 ずっと張りつめていた緊張の糸がようやく切れたと言っても良い。
[317]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:13:27 ID:??? 霊夢「ま、まだよ!まだ時間は……」 急ぎボールを持ってリスタートをしようとする霊夢だったが、 無情にもその瞬間に試合終了を告げる審判の笛が鳴り響く。 ピィッ、ピィッ、ピィーーーーーーーーーー!!! 霊夢「あ……」 実況「そしてここで試合終了のホイッスル!予選ブロック最終戦、 マリオとヨッシーFCvsアルゼンチンJrユースは4−5で アルゼンチンJrユースの勝利となりました! これでAブロックはマリオとヨッシーFCとアルゼンチンJrユースが それぞれ決勝トーナメント進出となります! 戦前から点の取り合いになるだろうと予想されたゲームでしたが、 予想の通り凄まじいまでの殴り合いになりました! ディアス選手がハットトリックをすれば負けじと空選手もハットトリック! しかしながら、両チームの守備陣も奮闘しました! 特にマリオとヨッシーFCの心選手と響子選手、アルゼンチンJrユースの ガルバン選手は幾度となく失点のピンチを防ぎました! そして最後の最後、試合を決めたのはやはりディアス選手でした! 最後の最後まで勝敗が分からない白熱した試合でした! 今大会のベストゲームと言っても大げさではないかもしれません!」 「アルゼンチンが勝ったか……」「でも本当に紙一重だよな」「俺、あのキーパーのファンになったよ」 「でも1位通過は変わらないか」「巫女さんのチームが負けるなんて……」 翼「……」 岬「(翼君が黙ってる……何か最近の様子を考えると逆に怖いな)」 森崎「(……正直、アルゼンチンは相手したくねぇな)」
[318]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:15:51 ID:??? ヘルナンデス「……勝ったのはアルゼンチンか。しかし差はほぼないな」 ロッシ「ああ。ほんのちょっと流れが違えばどちらに転んだかは分からなかった。 組み合わせ的に俺達の決勝トーナメントの初戦はあのチームとなる。 この試合を見れた事は大きかったな」 ゾフ「はーっはっは!相手にとって不足なしよ!」 ピエール「(……アルゼンチンに勝っておきながら、予選敗退か。一から鍛え直しだな)」 ビクトリーノ「……ちっ、何とも言えねえ気分だぜ」 魔理沙「嘘だろ……霊夢のチームが……負けた……?」 アリス「(こいつも相当ショックを受けてるわね。 まあ霊夢のチームを倒すのは自分だって意気込んでたし、仕方ないか。 ……それにしても、本当に凄い試合だったわね)」 こいし「えー、お空頑張ってたのにー!」 小悪魔「(うう、久しぶりに悪魔としての側面が疼きます……。 是非とも今の霊夢さんの表情を近くで見てみたい……)」 パチュリー「……小悪魔、表情に出てるわよ。 というかレミィは良いの?」 小悪魔「あ、お嬢様のそういう顔はもう何度も見てますんで」 パチュリー「そ、そう……否定はしないけど」 観戦していた他チームの選手達、特に幻想郷から来た選手はこの結果に驚きを隠せない。 魔理沙等は、ある意味で自分のチームが負けた時以上の衝撃を受けていた。
[319]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:17:49 ID:??? 早苗「私達が……」 空「負け、ちゃった……」 妖夢「負け……」 リリカ「そんな……」 旗「う、うう……」 鼎「何で……何で止められなかったんだよ、私……!」 試合終了のホイッスルとともに、がっくりと項垂れるメンバー。 鼎に至っては、地面を思いっきり拳で殴っていた。 この試合に負けたとはいえ、予選ブロックのトップ通過は変わらない。 それを思えばいささか大げさに思える反応ではあるが、これは仕方がなかった。 何せ、マリオとヨッシーFCはこれまで一度たりとも負けた事がなかったのだ。 引き分けなら一度あったが、あれとて3点のハンデがあった事が原因だ。 まともにやりあった試合なら、彼女達はそのほとんどの試合で圧勝してきた。 外の世界に来てからも、怪我人が多発したスペインJrユース戦を除き、 ほとんどの試合で圧勝を繰り返してきた。油断があったとは言わない。 だが、心のどこかで自分達の勝利を疑わない気持ちがあったのかもしれない。 霊夢「試合、終了……」 それは霊夢とても同じだった。いや、ある意味、彼女は他のメンバー以上に負けへの耐性が薄い。 弾幕勝負では常に博麗の巫女として勝利を重ねてきたし、サッカーでもこれまで無敗だった。 そんな中、唐突に訪れた敗戦。霊夢はそれをどう受け止めて良いか分からず、呆然としていた。
[320]森崎名無しさん:2018/10/06(土) 23:17:52 ID:??? 大丈夫大丈夫、負けたということはいつか財産になるって某バスケマンガでも言ってるから
[321]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:19:54 ID:??? レミリア「……霊夢」 そんな霊夢に対し、レミリアは沈痛な表情で彼女の方を軽く叩く。 霊夢「あ、れ、レミリア……?」 レミリア「気持ちは分かるわ。けど、もうすぐ整列よ」 咲夜「そうですわね……気持ちの切り替えには時間が掛かるかもしれませんが」 霊夢「う、うん……そうよね、整列しないと」 永琳「(……ある意味、心にとってはこれで良かったかもしれないわね。 それにしても、霊夢がここまで動揺するなんて初めて見たわね……)」 響子「まだ大会は終わっていません!元気を出しましょうー!」 皮肉にも、と言うべきだろうか。 フィールドにいるメンバーでもっとも早く立ち直ったのはレミリアと咲夜、そして永琳に響子。 そう、前回大会終了後から新しく加わったメンバーの4人だった。 彼女達はこれまで幾度となく霊夢のチームと戦い、敗北している。 勝敗は兵家の常、の言葉通り勝利だけでなく敗北もまた経験していた。。 勿論、マリオとヨッシーFCの他のメンバーもそれくらいは知っている。 ただ、知っているのと実際に経験した事があるという違いは大きかった。
[322]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/10/06(土) 23:21:52 ID:G0jC5oDA 霊夢「(負け……何だか、勝負事で負けるのって本当に久しぶりな気がするわ……。 悔しい?それもある。申し訳ない?……どうかしら。悲しい?……分からない。 ……駄目ね……感情の整理が全然追いつかない。 常に泰然としてなきゃいけない博麗の巫女たる人間が情けないわね……。 母さんに知られたら笑われちゃうかしら)」 そこまで考えたところで霊夢は首を強く左右に振る。 未だに形容し難い感情が胸の中で荒れ狂っているが、必死の思いでそれを飲み込む。 キャプテンとして、他のメンバーや兎達に情けない姿を見せたくない、 という強がりもあったかもしれない。 霊夢「(……いつまでもこうしていても仕方がないわ。 試合は終わったけどどうしようかしら)」 A 相手チームの選手に話しかけてみる(対象も併記して下さい A ディアス 等) B 味方チームの選手に話しかけてみる(対象も併記して下さい B 響子 等) C 相手チームの監督(バルバス)と話に行く D 観客席の方へ行ってみる(行動回数2回消費) E その他(何かあれば明記して下さい) F 特にやることはない(試合終了後のイベントとなります) 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください ※後3回行動出来ます
[323]森崎名無しさん:2018/10/06(土) 23:23:25 ID:2c6kpPow A ディアス
[324]森崎名無しさん:2018/10/06(土) 23:23:33 ID:/COdxLEE Aディアス
[325]森崎名無しさん:2018/10/06(土) 23:26:01 ID:??? 次はリリカにしないか? ケガしたまま試合させちゃったし、そのことを謝っておきたい
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0ch BBS 2007-01-24