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【挑戦者】キャプテン岬U【岬】
[44]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/04(日) 16:06:12 ID:YgE+DvSI 岬「(PSVか……また有名どころから、強そうな選手が出てきたな)」 はち切れんばかりの腹部、僕達の胴体ほどもあろうかという手足。 どの部位も堅い筋肉で引き締まっている。生半可なシュートでは彼の前ではパスも同然だろう。 そう思ったのは僕だけではないようだ。 シューマッハ「(今だっ!)どもどもこんにちは、デンマークのシューマッハです。 これもらい物のマカロンなんですが、リブタさんもよければどうぞ (仲良くなっておけばこの大会楽できそう、いやあラッキーだなあ)」 緊迫が和らいだ瞬間を見逃さず、シューマッハがコネづくりに動き出した。 リブタ「これはどうもご丁寧に。ありがたくいただきます」 トリノをおろし、その手でマカロンをつかみ袋を開こうとしはじめる。シューマッハの意図はともかく、 申し出のタイミングが機を得ていたため、緊迫した空気が明らかに和らぎ始めていた。 しかし、提供者のシューマッハを含め僕達が忘れていたことがあった。
[45]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/04(日) 16:10:38 ID:YgE+DvSI リブタ「ふむむ〜っ、なかなか切れない…」 この記念品マカロンの個包装は日本のと比べて堅くちぎりにくいこと、そして。 ビリィッ! リブタ「ふぅ〜、ようやく取れ…!」 切った後の断面が鋭利なこと。 リブタ「!ち、血〜〜!」 ギャロス「ん?どうしたデカブ」 人の皮膚を切って、出血させてしまうぐらいに。 リブタ「いてえよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」 ブォン! ギャロス「ぐあ!!」 巨掌一閃!リブタの手の平がギャロスを強かに打ちつけたのだった!
[46]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/04(日) 16:18:03 ID:YgE+DvSI 突如として暴れるリブタ! 岬達は無事に生還できるか!? そして残りのメンバーは? ……というところで今週はここまでといたします。 キャプテン森崎は自由な作風が特徴。非キャプつば世界、非サッカー漫画世界の 人物をモチーフにしても許される。いやそれどころか別世界のキャラクターが サッカーをしたって無問題なのです。形式を廃し、ただ楽しみましょう。 (何かに言い聞かせる)
[47]森崎名無しさん:2024/02/04(日) 16:30:47 ID:??? ハート様w
[48]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/04(日) 16:59:25 ID:YgE+DvSI >>47 少し前に北斗の拳イチゴ味を読んだので、そこの設定も加わってしまってますw そこからこの間連載終了が伝えられた、キャプテン翼オリンピック編の追加設定がミックスされて、 色々と大変なことになってます。将来のリブタくんの主が激変して…… そこまでこの物語を描き続けられるようにならなければ。
[49]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:05:53 ID:U0/f/Pis リブタ「いてえよ〜〜〜〜〜!!」 シューマッハ「でええ〜〜〜〜!こ、こっちこないでえ〜〜〜!! (なんで!なんでこうなるのぉ〜〜〜!?)」 地響きを上げながらシューマッハ目掛け襲いかかるリブタ。 マリーニョ「わわっ、こっちにくるッ!」 トリノ「バカッ、逃げるな!通行人にヤツが向かったら大惨事だぞ!」 バサレロ「俺達で食い止めるんだ!」 ゴルバテ「ボールだ!思いっきりボールをぶつけて、気をそらさせろ!」 岬「ボッシ、ギャロス、伏せて!」 ボッシ「えっ」 岬「はやくっ!」 ボッシ「う、うわっ」 ギャロス「ッチ、イテテ……!」 岬「(あの勢い…ボールなんかじゃ止まらない!)」 僕達フランスメンバーが身の安全を確保する中、 イタリアメンバーは急いでバックからボールを取り出し、力の限り投げつけた。 四発の白弾が巨漢の太鼓腹へと叩き込まれる。だが。 ズムムウウゥゥ…… ボールは四発とも半径ほど肉に沈みこんだだけで、完全に防ぎ止められてしまった。
[50]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:08:26 ID:U0/f/Pis マリーニョ「な、なにィ!」 トリノ「バカな、ボールがあっさり…!」 バサレロ「ま、まともにボールをくらったのに…!」 ゴルバテ「オレ達の全力が、それも至近距離で…!」 リブタ「俺の肉体は特異体質!髄に衝撃が伝わる前に、脂肪で柔らかく包み込み無力化する!だ〜か〜ら〜〜〜〜〜」 肉にめり込んだボールが弾み返される。投げ出した以上のスピードで投擲者の元へ送り返され、 マリーニョ「あろ!」 トリノ「あわびゅ!」 バサレロ「あべし!」 あわれイタリアの少年達は、シャルル・ド・ゴール空港の大空間に打ち上げられたのだった。 リブタ「この肉体で多くのシュートを沈ませてきたのだ!こんな放り込み蚊ほどにもきかぬわ〜〜〜〜〜!!」
[51]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:10:58 ID:U0/f/Pis ゴルバテ「えひゃい!」 3つのボールは主人を打ち上げた後に止まったが、残り1人のボールは 当たり所が悪かったか、斜め空中へと跳ね飛んでしまった。 メラン「いかん、あのままでは!」 ボールの飛ぶ先には大勢の通行客が行きかっている。 あそこにボールがぶちこまれたら、どれだけケガ人が出るかわからない。 岬「(この距離なら、間に合う)とるっ!」 僕は急いで跳躍し、ボールに向かう。 岬「(ひねりを加えて、一回転!)」 バシイッ! 岬「(強い!これが2度弾かれたボールの勢いなのか!?)」 ボールの勢いはまるでシュートだ。心の中で舌を巻きながら、なんとかボールを収めて着地した。
[52]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:13:01 ID:U0/f/Pis ギャロス「ヒョオ!やるなあミサキ!」 ボッシ「く、空中であんなにも、軽やかに…!」 メラン「(あの動きはムーンサルトか……空中でも身軽に、正確な動きができるとはな)」 岬「(よし、うまい具合にチームメイトと監督にアピールができた。だけど)」 リブタ「よくもこの俺に血を、血を〜〜〜〜〜〜〜〜!」 シューマッハ「ひえ〜〜〜!お、おたすけ〜〜〜〜〜!」 岬「(こっちはちっとも、解決してない!)」 その気はなかったとはいえ、元凶となったシューマッハにリブタが猛追している。 あっという間に追いついて、高々と右腕が宙に上がり憎き小男を今にも打ちのめさんとしていた。 リブタ「つぶれろ〜〜〜〜〜!」 シューマッハ「でええええ〜〜〜!(助けてイエス様マリア様ナスさま〜〜〜ッ!)」 振り下ろされる! そう思った瞬間、上がっていた右腕が力なく下がっていく。 そして反対に、リブタの体が宙へと反り上がっていった。 リブタ「わ!?…わ!!」
[53]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:18:11 ID:U0/f/Pis 下を見ると先程まで空中にあったリブタの右手は見知らぬ少年によってつかまれ、 そのまま片手一本で巨体が持ち上げられていたのだ。 リブタ「だ、だれだこんなフザけた…」 ????「落ち着け……死に急ぐこともあるまい」 なにを。リブタがそう言ったか、言おうとしたときだった。 ギン! 空気全体が突然に張りつめた。 軽薄な気分を許さぬ、獣が戦闘直前に発するであろう闘いの気迫が、あの少年からビンビンと発せられていた。 闘いの気迫、闘気とでも呼ぶべきものを間近で受けているリブタは、 顔から殺気がどんどん削げ落ちていく。そして…… リブタ「ははは……またやっちまいました、あれ程取り乱すまいと心に決めていたのに……」 興奮前の柔和な笑みが、リブタの顔に戻っていた。
[54]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/11(日) 17:20:07 ID:U0/f/Pis 一睨みでリブタが元通りになった。皆はリブタの変貌を、次に制止した少年を見やる。 背丈は僕よりは高く、リブタを除く他のヨーロッパメンバーと同じくらい。 太々とした眉に彫りの深い顔、何より丸太のように筋肉で隆々としながら 引き締まった肉体が、僕達の目をくぎ付けにさせずにはおかなかった。 コイツは一体誰なのか?皆が思ったこの疑問は、不意の進入者によって明かされることとなった。 ?????「ひょ〜ッ!さっすがアルゴス!」
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0ch BBS 2007-01-24