※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【短編】森蘭の剣
[151]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 11:38:27 ID:??? A シャックルルに任せる 心が決まっているのであれば、任せるのが最善。 ずっと独りで戦ってきたキアに、「人に任せる」という概念は存在していなかった。 旅は道連れ小隊での道中が、彼女を変えていったのだろうか。 「後輩ちゃんの思うままに、やってみて」 「はうあ…お任せいただきました! それじゃ、狙うのは…」 お食事を終え、お手拭きで綺麗に手を拭い、槍を強く握り直した女騎士。 もはや何に怒っているのかも定かではない、中年の男騎士。 少し離れたところで、また怪しげな薬を取り出した爆乳軽戦士。 「…ここっ! 苦無乱れ咲きっ!!」
[152]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 11:41:05 ID:??? シャックルルの行動 艶やかな姿【即】(ランダム対象に600固定ダメージ×2、自身の後続攻撃終了後さらに×2) ラストカーテン(ランダム対象に大量の間接攻撃 物攻1800×8) >エストラに1000のダメージ! >エストラに1000のダメージ! >「誘惑は殺意の香り」発動!エストラに1000のダメージ!毒を1層与えた >シャックルルのラストカーテン! 無数の苦無が終幕を告げる! >エストラに1000のダメージ! >エストラに1000のダメージ! >「誘惑は殺意の香り」発動!エストラに1000のダメージ!毒を1層与えた >エストラに1000のダメージ! >エストラに1000のダメージ! >エストラは倒れた 「くっ…こうも不規則に狙われると、カウンターもできな…うわあああああっ!!」 果敢にかわそうとするも、健闘はここまで。 爆乳の中間に深々と苦無が突き刺さり…刺さっていたのか挟まれただけなのか、視認できないが… エストラは倒れ、光に消えていく。 「しゃらーん!」 「お見事。確実に一人仕留めて、あとは騎士ふたりだけ。仕上げは…」
[153]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 11:43:40 ID:+eDj6T1c 「艶やかな姿」の与ダメ数値が間違ってましたが、大勢に影響ないのでそのまま進行です。 ================================ キア HP12000 物防1000 魔防1200 シャックルル HP8500 物防1000 魔防1000 不滅の使徒 HP2700/0/10000 物防600 魔防600 物防魔防減60%(1T) 暗闇(1T) ==== グロリア HP9000 物防1560 魔防1440 正義の誓約 攻撃増10%(2T)被ダメ減20%(2T) オーギュスト HP5020 物防1200 魔防1200 正義の誓約 激おこ(1T) 攻撃増10%(1T)被ダメ減20%(1T) ☆キアの行動を選択してください。 A 謝恩⇒不滅の使徒、鎮魂茶⇒オーギュスト、狂熱撃⇒オーギュスト 予測:キアと不滅の使徒を3600回復、不滅の使徒のデバフ回復 オーギュスト【-500+2240+3600、毒5、攻撃減20%(2T)、回復反転(2T)】 B 謝恩⇒不滅の使徒、鎮魂茶⇒グロリア、狂熱撃⇒オーギュスト 予測:キアと不滅の使徒を3600回復、不滅の使徒のデバフ回復 グロリア【回復500、毒3、攻撃減20%(2T)、回復反転(2T)】 オーギュスト【2240+3600、毒2】 C 謝恩⇒不滅の使徒、鎮魂茶⇒オーギュスト、怨恨⇒グロリア、狂熱撃⇒グロリア 予測:キアと不滅の使徒を3600回復、不滅の使徒のデバフ回復 オーギュスト【回復500、毒3、攻撃減20%(2T)、回復反転(2T)】 グロリア【1952+7200、毒2】 1票で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。 選択肢以外の行動をとりたい場合は、極力フォーマットをあわせ、わかるように記述してください。
[154]森崎名無しさん:2025/06/01(日) 13:32:51 ID:flWGHLD2 B
[155]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:32:21 ID:??? B 謝恩⇒不滅の使徒、鎮魂茶⇒グロリア、狂熱撃⇒オーギュスト 「む…あそこにあるのは、紅茶ロールケーキではないか! ココア殿が遺してくれたデザートか。 いただくとしよう、ばくばくばく…ぐへえっ」 「なんとはしたない、落ちている菓子を平らげるとは! 騎士として風上に置けません。 貴女はもっとシルヴィアから、立ち振る舞いを…」 ザクッ 「ウゴオオ…貴様らが、無能なせいで…ごふっ」 >キアの謝恩! キアと不滅の使徒のHPが3600回復! 不滅の使徒のデバフがすべて解除! >キアの鎮魂茶! グロリアのHPが500回復!毒3層と攻撃減20%(2T)、回復反転(2T)を与えた! >キアの狂熱撃! オーギュストに2240のダメージ! オーギュストに3600の追加ダメージ! >オーギュストは倒れた >グロリアの現在HP 9000 「グゴ! グゴゴゴー!」 「使徒っぴを癒して、ストーカーにトドメ、ナイスです! のこり1体ならもう勝利確定かな、あとはダイジェストでさくっと…?!」 「この身が毒に蝕まれようとも、最後まで諦めぬ! その身に刻め! 奥義!」 ひととおりフルコースを召し上がった女騎士が、最後の力を振り絞り…
[156]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:34:08 ID:??? グロリアの行動 聖槍ロンギヌス(範囲攻撃 物攻3500 攻撃後、破壊可能オブジェクト「ロンギヌス」が出現 ロンギヌス:HP10000 物防0 魔防 存在時味方全員の攻防+15%) >キアに2500のダメージ! >シャックルルに2500のダメージ! >不滅の使徒に2000のダメージ! >フィールドに「ロンギヌス」の槍が突き刺さった! 「ガングニールだとォッ?!」 「…よく見て、ロンギヌスって書いてあるよ?」 「書いてあるんかーい。小学生の文房具かーい。あとノリで言ってるだけだから気にすんなーい」 「…グゴ…」 本来はもっと強力な技であったと思われる必殺の槍投擲だが、 キアに毒を盛られたからか、単に食いすぎただけなのか。さほどの威力が出ていない。 そして、ツッコミ不在という致命的な欠点を抱える「旅は道連れ小隊」。 ついにシャックルルがセルフでツッコミを始める。 …そろそろ、エンディング突入でいいだろう。
[157]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:36:19 ID:??? 3ターン目。 使徒とシャックルルが投槍を破壊し、キアは決め技の準備。 グロリアが決死の回転切りを繰り出すも、トドメをさすには至らず。 そして、キアの短剣が鎧の継ぎ目に深々と突き刺さる。 「ごちそうさまでした…ばたっ」 「か、勝ったあ…最後はあっけなかったけど、結構ひやひやした…かな…」 いつもの軽口ではなく、全身で嬉しさを表現するシャックルル。 その手が少し震えているのを、キアは見逃さない。 「こわかった?」 「え?! そんなことないですよ! 先輩さえいれば、百人力だし! …ところで、あの猫はどこに隠れているのかしら。早く見つけて剝製に…」 「ニャーー!!! 怖いこというニャ! ちゃんとここで、見てるニャ!」 鳴き声がする方を向くと。 そこには確かに、先程の黒猫がいた。 「…これでもまだ、用があるの? 返答によっては、許さない」 短剣を構え、キアが凄む。
[158]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:38:07 ID:??? 「だーかーらー、おーちーつーくーニャ! キミたちを売るなんて、誤解だニャ!」 黒猫が声を枯らして、叫んでいる。 「はあ、よくもぬけぬけと。日々溜まる資源と交換できるラインナップ、とかいうやつに 私や先輩が含まれているの、ちゃんとこの目で見たんだから!」 「それはそうニャんだけど! ただ、色々と事情があってガチャに入れられないまま かなりの時間が経過してしまったから、今からガチャに追加しても回らないニャー。 それよりも、時間をかければ誰でもお迎えできる形にしたほうが、初心者にも優しいと 判断したまでニャ。形が変わるだけで、いま楽園にいるガチャ限定のみんなと 扱いは変わらないニャ! 吾輩が保証するにゃ!」 「うーん…色々な事情ってやつは、じっくり聞きたいところだけど。っていうか、 それならなんで、あんなやばい追手差し向けてきたのよ? 回避スキルなかったら 普通にお陀仏だったんですけど?!」 「追手? あのパーティーのことニャら、吾輩とは無関係だニャ。 単にこの迷宮を探検していただけじゃニャいか? 動きがあまり賢くなかったから、たぶんフルオートで放置されてるんじゃニャいかな」 「えー…そんなオチなくなーい?」 話を聞いて崩れ落ちるシャックルル。 どうやら最後の戦闘は、特にする必要のないバトルだったようだ。
[159]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:40:21 ID:??? 「…貴方について戻るかどうかは、ひとまず置いておいて。 結局私たち『旅は道連れ小隊』は、この迷宮を踏破できたってことでいいのかしら?」 「フム…どうやらここが最深部のようだし、クリアはしてるんじゃニャいか? せっかくだし、ご褒美がもらえるなら、もらっとくといいニャ… ところで、何を望んだんだニャ? 今のところ、何も出てニャさそうだけど」 「それはリーダーの先輩次第かしら…先輩、何を望んだんです?」 「え…?」 そういえば、そんな話だった。 自分は何を望むのだろう。考えつつも、まとまらないまま最後まで来てしまった。 「私は……っ?!」 「えっ、使徒ちゃん?!」 カラン、カランカラン… ともに戦ってきた、不滅の使徒。 その外皮というべきか、装甲というべきか…構成する要素が、1枚づつ。 剥がれ落ちては、消えていく。 「…ここで、お別れということかな。ありがとう」 「使徒ちゃん…感謝を…」 「フム…この災厄、結局なんだっのかニャ。ベラあたりに今度、話してみるかニャ…?! うおっ、ニャんだこの、凄まじい輝きは…!」
[160]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:41:44 ID:??? 使徒の中核の、コア…とでも言うべきものなのだろうか。 大きな球体が、強い光を放ちながら揺れている。 「ちょっと危ないニャ! 二人とも、いったん下がるニャ」 「ええ、そのほうがよさそうね。猫ちゃん、これは?」 「これは道標…いや、ちがうニャ。ゲートそのものだニャ! それも、ただ短距離を移動するだけのゲートじゃニャい…異世界へのゲートだニャ! これが、キミたちへのご褒美みたいだニャ!」 黒猫が驚きを隠さずに叫ぶ。 異世界へのゲート。なんか凄そうではあるが、どうもピンとこない。 「…ロディニア大陸ではない、別の大陸へのゲート…ということ?」 「ちーがーうニャ! そんなもんじゃないニャ! かんっぜんに別の、理からして全く異なる世界へのゲートだニャ! そこにはロディニア大陸も、王国も、法皇国も、騎士連合も…存在しないニャ」 「ようするに、新たな大冒険の始まり、ってわけ? えー先輩、見かけによらず、こんなの望んでたんですかー? このこのー♪」 「…そう、なのかな??」 全く異なる世界への扉。 まさか、そんなものを自分が望むはずが… そう思いながらも、口から出てくる言葉は、否定ではなかった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24