※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

キャプテンアモロ 1失点目


[1]森崎名無しさん:2008/08/28(木) 23:20:51 ID:???
その日、フランスのとあるグラウンドにて、貧相な顔立ちの少年が走り回っていた。

ウッシーオ「遅い! 俺がポカリっつったら1分以内に持ってこい!」
アモロ「す、すみません(クソ、正GKだからって図に乗りやがって……)」

このパシリの名はアモロ。
将来フランスの守護神として君臨する彼だが、今は名も無き第2GKに過ぎなかった。
アモロはチームの正GK・ウッシーオにパシリという名の雑用係としてこき使われていた。
そんなアモロにチームメイト達は皆同情的であったが、 省26

[2]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:21:23 ID:???
店主「へいらっしゃい!」
アモロ「え〜と…… 何があるんだ?」
店主「へい、メニューはこちらで」

店主の渡したメニューを見ると、たぬきうどん、きつねうどん、肉うどんといった
色々なうどんがずらりと並んでいた。どうやらここはうどん屋らしい。
その中で一際異色を放つメニューにアモロの目は釘付けになった。

アモロ「練乳いちごキャラメル肉うどん……?」

店主「ああ、それは特別メニューです。
   お客さん達、その格好からしてサッカーやってると思うけど、 省42

[3]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:21:38 ID:???
店主「へいお待ち!」

アモロ「うっ…… やっぱり不味い……」

凄まじい甘味に吐き気を覚えるアモロ。
それでも頑張って食べているうちに、アモロの耳にどこからか声が聞こえてきた。

???「(やっと食べてくれる奴が現れたんか…… もう待ちあきてたところや、助かったで)」

アモロ「ん? おっちゃん、なんか言った?」

店主「いえ何も」

アモロ「空耳かなあ」

屋台の中に、他に人はいない。 省25

[4]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:21:49 ID:???
翌日は練習試合だった。
一応準備はしているが、結局今日も出番はないままだろう。
そうアモロが思っていた矢先、監督から衝撃的な話が飛び出た。

監督「実は昨晩、ウッシーオが入院してしまったそうだ」

チームメイト「ええ!? なんで?」

監督「何でも木の葉がすべてサッカーボールに見える奇病にかかってしまったらしい……
   そんなわけで、ウッシーオはしばらくプレイできん。
   よってアモロ、当面はお前にGKを任せる!」
省19

[5]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:22:00 ID:???
???「(何やっとんのや。こんなザルキーパー見たことないで)」

アモロ「え? 誰かなんか言ったか?」

???「(ザルキーパーって言ったんや! 
     全く、ようやく宿主が現れたと思うたのに、こんなヘボとは泣きたくなるわ)」

アモロ「だ、誰だ? どこから話しかけているんだ?」

???「(んなことより、後半始まるで。さっさと準備せえや)」

アモロ「あ、もう始まるのか……」
省45

[6]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:22:12 ID:???
アモロ「やった!」

???「(ボーっとするな、カウンターのチャンスや! さっさとパスせえ!)」

アモロ「お、おう!」

慌ててロングパスを送るアモロ。
そしてこのカウンターが見事にはまり、アモロのチームは1点を返した。

その後、試合の流れは一変した。
アモロは的確な指示を出して相手の攻撃を食い止め、再三カウンターのチャンスを作り出した。
結局前半の大量失点が響いて試合は負けたものの、
後半に見事な立ち直りを見せたアモロの評価は上昇した。
省33

[7]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:22:29 ID:???
ナポレオン「くらえェ キャノンショットだァ!」

ボッシ「ぐえぇっ!」
ルスト「うわあああっ!」

ブロックに入ったボッシとルストをふっとばし、ボールは一直線にゴールへと向かう。

アモロ「来た! ここは落ち着いて……」

???「(アホ、落ち着いてる場合か! それはお前じゃ止められん、変われ!)」

アモロ「へっ? 変わる?」

???「(早くせえ……ってもう無理や、間に合わん!)」

ドガァァァッ!

アモロ「ぎゃあああああああっ!!!」 省5

[8]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:23:09 ID:???
***

目を覚ますと、そこは見知らぬ家の布団の中だった。

アモロ「……ここどこだ?」

確か自分は今日も元気に試合に出場していたはずだ。
しかしナポレオンのシュートににふっとばされて……
その後の記憶がない。

アモロ「……と、ルストとボッシもいるじゃないか」

周りを見渡すと、同じように敷かれた布団の中でルストとボッシが眠っていた。
そういえばあの時、ブロックに入ったこの二人もふっとばされていたのを見た記憶がある。 省25

[9]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:23:21 ID:???
アモロ「あんたが俺達を助けてくれたのか? ここどこだ? それとあんた誰?」

??「えーと、ひとつずつ説明しますね。
   まず、あなた達を助けたのは私じゃないです。
   知らない人が倒れてるって、お師匠サマが運んでくれたんです」

アモロ「ほうほう、それはあとで礼を言っておかなくちゃな」

??「で、ここはデュエルモンスターズ界です。
   あなた方の住む世界とは別の次元にある、デュエルモンスターズの精霊が集う異世界です。 省43

[10]キャプアモの中の人:2008/08/28(木) 23:23:34 ID:???
アモロ「ん? 何するつもr」

BMG「ブラック・バーニング!」

その直後、光弾が杖の先から発射され、先程までアモロ達が寝ていた布団を跡形もなく吹っ飛ばした。

BMG「トリックじゃないですよ。これで信じてもらえますか?」

アモロ「はいはい、それはもう」

ボッシ「やだなあアモロ、こんな綺麗な人が嘘付くはずがないじゃないか」

ルスト「美人に悪人はいないもんな」

途端に低姿勢になる三人。 省36


0ch BBS 2007-01-24