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アク規中代理カキコ依頼スレその2
[570]2 ◆vD5srW.8hU
:2013/06/06(木) 23:46:38 ID:riqpRHDA
次の瞬間、ボールはヘルナンデスの手の内にあった。
次の瞬間、ボールはヘルナンデスによって天高く蹴り上げられていた。
次の瞬間、ボールが今何処にあるかは意味をなさなくなった。
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
長く高い笛が試合終了とイタリアの勝利を告げていたのだから。
イタリアの勝利を喜ばない観客が罵声を降り注がせ、そんな物は聞こえないかの様に
イタリアユースの選手達が喜びを爆発させる。彼らの長く苦しい戦いは今、報われたのだ。
全日本ユースの選手達は崩れ落ちる。ある者は後悔に咽び泣き、ある者は怒りに身を震わせ、
ある者は諦めに身を任せ、そして一人の例外を除き敗因(と見なした物)に目を向ける。
その一人の例外は怯える事すら出来ず、ただただ棒立ちのまま俯くばかりだった。
全日本ユース、初出場のワールドユースでベスト4入りの大健闘。
世界のほとんどは彼らをそう湛えたが、彼らがそれを喜べる筈がなかった。
そしてその後急速に発展していく日本サッカーの栄光の中に松山光と言う名が表れる事はなかった。
ユース時代までは代表レギュラークラスでありながら、その後没落した凡手として
熱心な日本サッカーファンなら知っている程度の存在として記録に残るのみである。
ジェトーリオ「ねえねえ、勿体ぶった言い方付で日本の勝ちだって
断言しちゃっていたけど今どんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?」
コインブラ「……………」
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0ch BBS 2007-01-24