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キャプテン森崎外伝スレ4
[357]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:24:49 ID:OB26C0Zc
A
[358]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:30:49 ID:VTMAWAmo
A
[359]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:26:56 ID:???
>A.「あなたの名前は?」まずは目の前の女性の事を知りたかった。
???(さっきのお茶の件といい、案外冷静ね……。
てっきり"スキマ"の事なり何なりを聞いてくるものと思ったけど……)
内心、反町の冷静さに驚きながらも女性は返答する。
紫「私は八雲紫……紫色、でゆかりね」
反町「紫さん、ですか……俺は」
紫「反町一樹君ね?」
反町「!?」
自己紹介をしようとしたところで紫に名前を言われ、驚く反町。
省9
[360]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:27:40 ID:???
紫「名前は言ったから……そうね、次はここについての説明ね。
まず、ここは幻想郷という場所なの」
反町「幻想郷?」
紫「世界の現から幻想となってしまった者が流れ着く楽園。
世界の非常識がここでの常識であり、世界の常識がここでの非常識……」
反町(……確かに、あのスキマは非常識だったな)
天井に現れた隙間を思い出し、反町は顔を渋くする。
その後も、紫は幻想郷に住まう妖怪の話や事象の話をし、反町はそれをただ静かに聴いていた。
省20
[361]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:28:07 ID:???
紫が差し出す茶菓子に手をつけながら、反町は呟く。
反町「……紫さんの名前も、ここがどういう場所なのかも、その隙間の正体もわかりました。
でも……ただ一つわからない事があります」
紫「どうぞ?」
反町「……どうして、こんなところに連れてきたんです?
ただの中学生に過ぎない俺を、どうして……」
それは反町がどれだけ考えてもわからない事だった。
反町の問いに、紫はやんわりとした微笑を浮かべて答える。
省19
[362]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:28:46 ID:???
小さくため息を吐いた後、紫は続ける。
紫「この幻想郷にはね、結構な数の巨大な勢力があるわ。
でも、それはあくまでも結構な数……というレベル。 両の手があれば足りる程度しかないの。
そうすると、サッカー大会を開いた時にどうなるか……わかる?」
反町「……決勝戦が、いつも同じ面子になる?」
紫「そう……つまり、マンネリなのよここ最近。
もちろん、そういった巨大な勢力以外にも細々とした妖怪たちもチームを持ってるけど……。
省16
[363]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:29:07 ID:???
紫「今のままだと、このままサッカーブームは沈静化していくでしょうね。
それだと余りにもつまらない……だから、あなたにサッカー界を混乱させて欲しいのよ」
反町「発奮剤って訳ですか」
反町の例えが気に入ったのか、紫はにこりと笑って続ける。
紫「それで……どう? やってくれるかしら?」
反町「…………」
A.「……わかりました」 どうせ反論しても力で押さえ込まされるだろう、素直に従った。
B.「どうして俺なんです?」 まだ納得は出来なかった。
省14
[364]森崎名無しさん:2009/04/12(日) 00:30:33 ID:6uROMk56
B
[365]森崎名無しさん:2009/04/12(日) 00:42:41 ID:Su1DtaR6
B
[366]タイトル未定:2009/04/12(日) 01:02:25 ID:???
>B.「どうして俺なんです?」 まだ納得は出来なかった。
サッカーが出来る人間など、世界を探せばどこにだっている。
だからこそ反町は解せない。
紫「そうねぇ……まず、あなたはそこそこサッカーはお強いんでしょう?」
反町「…………」
紫が"そこそこ"という部分を強調した為か、反町は憮然とした表情だ。
しかし、それには一向に構わず紫は続ける。
紫「確かにサッカーが強い人は世界各地を探してどこにでもいるわ。
省28
[367]タイトル未定:2009/04/12(日) 01:02:58 ID:???
その視線を受けながら、反町は内心腹立たしく思いながらも……しかし、強く出る事は出来ないでいた。
紫の言う言葉は、否定しようの無い事実だからだ。
反町(確かに、早田のディフェンスも森崎のキーパーとしての腕前も全日本には必要なものだ。
だが……悔しいけど、俺は全日本に必要だと言わしめるだけの実力は持ってない。
大丸や小池に比べればまだ必要かもしれないけど……でも、絶対必要とは言えない)
心の奥底から溢れ出す自分に対する怒りに、歯を食いしばって耐える。
省34
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0ch BBS 2007-01-24