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1- レス

【1000だと言ってよ】キャプテンブライト5【バーニィ】


[351]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:05:19 ID:BpRKd66c
 ふと見ると、例の少女が目を輝かせてナース服を見ている。
新平「…着てみたいの?」
みくる「(こくこく)」
新平「(変な女の子だ…)いいよ、あげる。…あ! でも、着れるかなぁ」

 更衣室代わりに、トイレへと案内してあげる。数分後、みくるは変わらない服装のまま、出てきた。

新平「着れた?」
みくる「駄目でした。… 胸  が  キ  ツ  す  ぎ  て」
新平「だよなぁ」

 ともあれ、ロリ系で巨乳の美少女は、自分のパンツを岬に渡している。律儀な人だ。 省24

[352]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:06:15 ID:BpRKd66c
新平「ふぅ。たまには一行もいいよね」

[353]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:07:11 ID:BpRKd66c
岬太郎「新平さん。今のが『待っていたお客さん』なんですか?」
新平「いや…あっちはイレギュラー。もうそろそろ来る頃だと思うんだけど」

 ピンポーン。またチャイムが鳴った。

 岬に先導され、今度入って来た人は。どこにでもいそうな中年男性。

中年男性「二ヶの、月星様ですね?」
新平「はい。本来はお茶でも出すべきでしょうが、申し訳ない。時間がないので単刀直入に聞きます。例の件ですが」

 中年男性は、必死で愛想笑いをし、ペコペコ頭を下げ。答えた。 省27

[354]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:08:51 ID:BpRKd66c
岬太郎「今の、誰です? 何したんです? 『粉』関連?」
新平「『粉』は関係ないよ。二ヶの学校指定…まあ学校が定期的に買ってくれるんだから、ショップにとっちゃ有難い存在」

岬太郎「じゃあ今の人って…校長先生とか、教頭先生とか、そういう偉い人だったんですか?」

 岬の質問に。新平は珍しく、少し戸惑った。子供に対し、あまり気持ちのいい話題ではなかったから。 省53

[355]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:10:28 ID:BpRKd66c
岬太郎「そういう手段…ビール券とかで、うまく行くんですか?」

新平「かなり厳しいね。もともと学校指定はあるわけだし。何より昔からの付き合いってのが日本じゃ根強いから。
  そこに割り込む武器がビール券。勝負にならない。普通は無理だし、指定取れても、すぐ覆ることも多い。
  そう…今の俺みたいに、組合員のトップを釣るだけでもいいんだから。カネや人脈があれば、方法はいくらでもある」
省34

[356]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:11:52 ID:BpRKd66c
岬太郎「え!? じゃあ今の! 二ヶが最初に、指定取ってた学校ってこと!?」
新平「うん。割り込まれたから、ムカついて報復した。…って言うか、店主が書類ちゃんと読んでないのが原因なんだけど。
  『なあなあ』でやって、権力でねじこむか。あるいは書類でガチガチに固めなきゃ、泣き寝入りするだけなのに。
  店主に経営学でも学ばせたいんだが…まあ無理だろうなぁ」


 頼りがいがあり格好のいい、博士号を持ったナイスミドルを探して。 省24

[357]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/09(木) 01:13:21 ID:BpRKd66c
 色々な趣味:嗜好があるものだ。新平は少しだけ、ため息をつくと。
 レジの横に、頼まれていた「てつのつめ」と、サービス品「すばやさのたね」を置いてから、立ち上がった。

 闇に潜む自分とは対象的に。陽の光が差し込む、街の小さなスポーツショップ『二ヶ』。
 自分は、もう、あまりここに来ないほうがいいのかもしれない。


 そしてボンヤリと、今回の仕事が終わってからのことを考える。
省19

[358]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/10(金) 00:13:20 ID:tV+Qrju2
C:妙な命令を出した謙信ちゃんが話しかける
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謙信「……。桜子殿…少々、よろしいか?」
桜子「あ、謙信ちゃん。何? いいよ?」

謙信「まず。私はサッカーのことをよく知らぬ。喋るのも苦手だ。だから、うまく言えないが」
桜子「はぁ」

謙信「しかし、酷い顔だな…。芝村殿に笑われるぞ?」
桜子「笑われるだけなら、いいけどね…。動きが鈍いのは自分でもわかってるもん。怒られるよ」 省29

[359]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/10(金) 00:15:35 ID:tV+Qrju2
桜子「うん…。でも、そんな完全に防げるものなの?」
謙信「いや。ハッキリ言って、無理だ。相手が精鋭であったり、数倍の数がいたり。戦場では何が起こるかわからぬ」
桜子「それでも! それで防げなくても、総大将の責任になるの!?」

謙信「無論だ」

桜子「おかしいよ、それ…。自分のミスじゃなくても、責任あるってことでしょ?」
謙信「どんな組織も、似たようなものではないだろうか。そのための序列だ。上には上の苦労がある」
桜子「まあ…理解はできるけどさ」
省34

[360]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/10(金) 00:17:49 ID:tV+Qrju2
桜子「うん。それで?」
謙信「防御をおろそかにしろ、というわけではない。DF陣で、そなたは最も足が速い。だから中盤の弱いところへ出るべきだった」
桜子「オーバーラップしろ、ってこと!?」

謙信「その許可は芝村殿に受けているのだろう? 一人で前に出てもよいし、ラインを上げるのもよいだろう。
  ボールに触れなくても、相手は警戒して、戦力を割かねばならなくなる」
桜子「そりゃそうだけどさ」
省57


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