※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】


[730]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:04:43 ID:Kzd2pHXI
やす子「じゃあ、大前くんに替えて早瀬くん。不調の長池くんに替えて小豆沢くん。キャプテン直々の采配を期待するわ。
小豆沢くんは不動のトップ下だから、雪村くんは後半はサイドに移動。次に国岡くんは柿原くんと交代。君も少し反省なさい」

国岡「な、何でですか! 俺は問題なんて何も――」

やす子「それが分からないなら、考える時間はいくらでも上げるわ。頭を冷やしなさい」

本条(大前叩きに夢中になってたからだろ……ホントに大丈夫かコイツ)

ざわざわ……。

やす子「静粛に! ……今後も前半からの面子は、スタミナが切れ次第、正規のレギュラーと交代ね。以上!」

監督がそう宣言すると、後は各々休憩や交代出場に備えてのアップに移る。
動けないでいるのは、大前と、その弁護に回っていた早瀬と比良山だけだった。
小豆沢が、石の様に佇む大前の肩を叩いた。柿原も申し訳なさそうな顔で、その隣にいる。

小豆沢「これが、サッカーの怖いところだ。一度のミスで全ての信頼が失われ、挽回もしくじると本当に取り返しがつかなくなる。
高い授業料を払ったな、大前」

大前「……」

のろのろと顔を上げる。返事する気力も無いが、小豆沢はそれに気を悪くする様子も無く続ける。

小豆沢「それでも、まだここでサッカーを続けたいのなら、練習を見るつもりくらいはある。……どうか腐らないでくれよ」

そう言うと、アップに戻る。
最後の一言は本当に小豆沢が言ってくれた言葉なんだろうか。
自分の希望的観測が囁いた幻聴ではないのだろうか。
そんなことを考えると、体から力が抜けて、ようやく座り込むことが出来た。単に立ち続ける気力も無くなったのかもしれない。


0ch BBS 2007-01-24