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1- レス

【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】


[284]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:04:18 ID:???
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「さあグループAの予選ハイライトとも言えるインテル対レッチェ、今試合開始です!
この試合にインテルが勝てばグループAは更に混戦の様相を呈します。逆にインテルが負ければ
決勝トーナメント進出チームがその時点で決定となってしまいます。崖っぷちのインテルは
序盤からボールを奪いたいところ!さあ太陽王子こと葵くんが早くもチェックに行く!」

ダダダダダダダ!

葵「ウオォォォォ!!」
省13

[285]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:05:37 ID:???
レッチェのパスワークに対し、三杉は只ならぬ物を感じた。
あまりに綺麗に繋がるパスは確かに驚くに値したが、それだけに留まらぬ何かを三杉は感じ取っていた。
それは三杉の記憶の片隅に存在する、あの戦術に類似していたからかも知れない。

ポン!ポン!ポン!

インテルメンバー「く、くそ!」「もっとプレスをかけていけ!」

ディッテンベルガ「(甘いな・・・)」

放送「こ、これはどういう事でしょう!?レッチェ、インテル側のプレスを物ともしません! 省21

[286]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:07:27 ID:???
ドゴオォォォォォォォ!!!!

ヘルナンデス「舐めるな!!」

バチィッ!!

放送「ヘルナンデスくんナイスパンチング!ボールを大きく弾いた!そう、インテルには彼がいます!
黄金の右腕ジノ・ヘルナンデスくん、彼がいる限りそう簡単にゴールは割れません!」

ルーベン「ハッ、調子に乗ってラインを上げやがって!カウンターの餌食だぜ!」

こぼれ球をフォローしたインテルは当然如くカウンターを狙った。 省23

[287]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:09:32 ID:???
ピィイイイイイイ!!


ルーベン、マッテオ「何ィいい!!!」

葵「今のって・・・!」

ディッテンベルガ「ふん、道化が。」

放送「おっと、これはオフサイドです!これはインテル、絶好のチャンスを潰しました!」

ヘルナンデス「(・・・そういう事か!)」


あまりにも狙いすまされたオフサイドトラップだった。レッチェが最終ラインを異常なまでに
高く維持したのは、ディッテンベルガの芸術とも言えるオフサイドトラップがあっての事だったのである。 省7

[288]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:11:17 ID:???
三杉「やはり似ている、トータルフットボールに・・・!」

バンビーノ「な・・・!ミスギ、今なんと言った!?」

三杉「トータルフットボールと言ったのさ。かつてヨハン・クライフがオランダナショナルチームで
実現させた未来のサッカー・・・」

バンビーノ「ま、まさか!こんなプリマヴェーラの大会で・・・」

三杉「ああ、確かにこれは似て非なる物だ。トータルフットボールの象徴である渦巻き理論が、 省37

[289]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:16:24 ID:???
前者はニースケンス、レップ、レンセンブリンクと言ったアヤックス由来の優れたオールラウンダー達。
そして後者はオランダが・・・いや、世界が誇った究極の司令塔、ヨハン・クライフである。

レッチェはこの両者のいずれも満たしてはいない。だが、彼らのパスワークはトータルフットボールの
それを思わせた。その秘密はパスを運ぶためのトライアングルにあった。トータルフットボールにおいては
選手がピッチ上に均等に配置され、パスを運ぶためのトライアングルが多数出来ている物である。そして、 省29

[290]森崎名無しさん:2010/04/12(月) 18:35:51 ID:???
まだ描写が続くから分からんが
レッチェ戦でのキーポイントはブンナークの必殺シュートか。
オフサイドトラップせいでセンタリングどころかパス・ワンツー・ファストブレイクもうまくいかないかも。
守備面はゴール前を固めるしかない?
カルネバーレのヘッド・イスラスのドリブルがあるし、パスカットは難しそうだ。
むこうのパスに対抗してこっちもオフサイドトラップ仕掛けるか。

[291]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/13(火) 10:00:07 ID:???
レッチェは次の攻撃もシュートを放つ事に成功する。だが、それは再びヘルナンデスのパンチングに
防がれ、インテルゴールを割るに到らなかった。逆にインテルが再度のカウンターアタックに挑む。
レッチェの守備陣は相変わらずの態勢を維持しており、インテルの攻撃を待ち構えていた。

ルーベン「チッ、下手な縦パスは通用しねえんだろ・・・」

マンチーニ「ご名答、悪いけど・・・グァッ!!!」
ルーベン「だったらやる事は一つだよなぁっ!!」
省18

[292]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/13(火) 10:01:23 ID:???
リベリ「くらえっ!!」

ズザァァァァァァ!!!!

ルーベン「おっと!そんなタックルで・・・」

ズザァァァァァァ!!!!

ジャシント「はい、ごくろうさん。」

ルーベン「な・・・!?」

次なる壁はレッチェのダブルボランチが誇る見事なツインタックルであった。
リベリとジャシントの2人は息の合った連携がルーベンのドリブルをシャットアウトしたのだ。
だが、ジャシントがボールを奪った直後、守備から攻撃へ切り替わる一瞬の隙を突いた者がいた。 省6

[293]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/13(火) 10:02:23 ID:???
ジャシント「うおっ!」

ルーベン「でかしたぞサル!」

葵「誰がサルだぁぁぁぁ!!!!」

ジャシントからボールを奪うと、今度は葵が中央を突き進んだ。残るは最終ラインのみである。
だが葵の前にディッテンベルガが悠然と立ちはだかった。

ディッテンベルガ「なかなかやるな日本人、だがここは通行止めだぞ?」

ダダダダ!

葵「(ちょっ・・・なんだこいつ、先に進めない・・・!)」

ディッテンベルガ「お前のドリブルはスピードが落ちれば威力半減だな。」
省5

[294]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/13(火) 10:03:31 ID:???
ディッテンベルガの執拗なディレイマークは葵のドリブルを停滞させる。その隙にジャシントが後方から
追いつき、死角からのタックルでボール奪取を成功させるそしてまたレッチェのパスワークが始まるのだった。
攻めても攻めても潜り抜ける事のできないレッチェの守備にバンビーノが思わず溜息をついた。

バンビーノ「参ったな、昨日の守備戦術とは全く違う。これほど二重三重に網を張り巡らせたディフェンスを
隠しているとは正直思わなかったぞ。」
省18


0ch BBS 2007-01-24