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【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】


[986]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/05/17(月) 17:44:34 ID:???
ヘルナンデスにとって国際大会は苦い思い出しかなかった。
フランス国際Jrユースでの歴史的予選敗退…今でも鮮明に思い出せる屈辱の記憶である。

大会の後、何よりも勝敗を重んじる国民達は、ヘルナンデスを戦犯として責め立てた。
この代のアズーリは恥知らずだ、黄金はメッキだった、カテナチオは失われた、と…
しかしヘルナンデスは堪えた…一片の言い訳もせず、その評価を受け入れたのだ。

ヘルナンデスは、この評価を覆すのに言葉は無力であると知っていた。 省39

[987]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/05/17(月) 18:51:28 ID:???
ヘルナンデス「シンゴの奴は何をやらかすか分からないからな、いつもオレの想像の外に行く。」

単身での渡伊、詐欺、引ったくり被害、靴磨きにリフティングパフォーマンス・・・そしてトライアウト。
聞いた事、この目で見た事、ヘルナンデスはチームメイトの“過去の偉業(笑)”に記憶を巡らせ始める。
・・・が、その時だった。ゲームが違った顔を見せようとしていたのは。

放送「おっと、ここでユヴェントスが選手交代を行なうもよう・・・」
省19

[988]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 18:52:41 ID:???
★ユヴェントスの交代→ スペードJ

[989]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 11:19:06 ID:???
>スペード→2人交代

放送「ユヴェントスの選手交代をお知らせ致します。ファントランくんに代わりましてミハエルくん。
それからユルゲンくんに代わりましてカルバリョくん。」

交代は2人であった。左のボランチとLSB(左サイドバック)が抜ける。
それまでトップ下であったファケッティがボランチに下がり、ミハエルがトップ下に・・・
そしてLSBはそのままカルバリョが入った。どちらの選手もヘルナンデスにとっては知らない顔である。
省41

[990]森崎名無しさん:2010/05/20(木) 11:20:53 ID:???
★早まるなジノ!→ ハート3

[991]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 12:01:19 ID:???
>ハート→いや、試合はいつ動くか分からない。最後まで観ておこう。

だがヘルナンデスは思い留まった。不意に妙な感覚に襲われたのだ。
ここは観ておかなければならない・・・理由はないが、それでも確信を持ってヘルナンデスは留まる。
それは一流のGKの第六感というべき物かも知れなかった。

ヘルナンデス「集中を戻そう・・・まずはユヴェントスのフォーメーションの再認だ。」


ユーベ 4-2-3-1

−−−H−−− Hバティン
−−−−−−− 省14

[992]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 12:02:22 ID:???
ヘルナンデス「そう・・・まずユヴェントスは本来のフォーメーションではない。
ローマがあまりに中盤を支配するから、枚数を増やして対抗したんだった。
だが、それでも肝心要のファケッティが抑えられた為バティンにラストパスが行かない・・・
かと言ってマニコーネは力不足、スカラもパスは強いが相手の動きが良すぎる。
他に状況を打開できる選手は居なかった。一方ディフェンスはSBが下がりきりで堅く守ってきた。 省39

[993]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 12:03:54 ID:???
放送「さあ試合再開です、ユヴェントスのゴールキックで始まります。」

ヘルナンデス「・・・っと、始まるか。」


先着(順番通りでない書き込みは無効)で
★ユヴェントスが見せる攻撃→! card
と(!とcardの間の」スペースを埋めて)書き込んでください、ダイスやカードで分岐します。

ダイヤ←ミハエルの突破+α+β
ハート←ミハエルの突破+α
スペード、クラブ→ミハエルの突破のみ。  省4

[994]森崎名無しさん:2010/05/20(木) 12:11:13 ID:???
★ユヴェントスが見せる攻撃→ ハートJ

[995]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 20:11:34 ID:???
>ハート←ミハエルの突破+α

ディーノの蹴り出したゴールキックはローマのボランチが押し返し、そのセカンドボールは
パガニンが拾った。これまでファケッティに付いていたフィッツウォルタはミハエルをマーク、
ファケッティにはヘルマーが付く形を取っていた。敵エースに対してのローマのマークは実に
執拗であり、パスが通せるようにはヘルナンデスには思えなかった。状況は変わらず・・・
パガニンは少しだけドリブルし、その後にマニコーネにパスを出した。 省27

[996]キャプテン三杉:2010/05/20(木) 20:15:09 ID:???
ミハエル「いきますよ・・・!」

ト・・・トン、スッ、フワッ、トン・・・!
これまでに見た事のないドリブル、それはドリブルというより舞踏を踊っているようであった。
バランスを崩しそうで崩さない上体の大きな動作、軸がぶれているようで安定した跳躍、
何故これでボールをコントロールできるのかヘルナンデスは理解できなかった。
そして何よりも驚いた事に“ミハエルは相手を視ていなかった”のである。
ボールを奪いにくる相手を視ずに、抜くタイミングを測れる筈がない・・・常識である。 省20


0ch BBS 2007-01-24