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【ポストプレイヤー】キャプテンEDIT3【大前】


[755]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:22:17 ID:???
どうも、今日は遅くなりましてすいません
やはりラブコメパートは書いていて難しいです、はいorz

>>749
どうなるんでしょうねえ、雪村は
自分としては、あのポストプレイを受けたシュートを決めて和解にグッと近づくと思ってたんですがw
もし雪村を差し置いて金成のライバルになったら・……ちょっと想像すると怖いですね
>>750
落田はお調子者タイプなので、新しい恋を見つけるかもしれませんよ?
ボ○ボン坂高校演劇部の終盤みたいな展開になったりw
>>751 省26

[756]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:23:29 ID:???
>>B.「他校の試合を見学しようと思うけど、一緒に行くかい?」 菱野と一緒に試合観戦
-------------------------------------------------------------------------------------
大前「それじゃあ、他校の試合を見学しようと思うけど、一緒に行くかい?」

ミーティングで監督に指摘されたことも気に掛かるが、一朝一夕でどうなるものでもない。
そうなると、大前に出来るのは、偵察をして今後の試合に備えることくらいになる。 省50

[757]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:24:56 ID:???
……そして、彼は自分に勝利を約束し、見事それを果たしてくれた。
ただひたすらにサッカーに打ち込む大前。その彼が、幾分かなりとはいえ、自分のためにボールを蹴る。
その事実が無性にうれしく思えて。
だから感情が昂り過ぎて、ちょっとしたことにでも過敏に反応するようになってしまった。
冷静に自己分析すれば、そういうことなんだろうと思う。

菱野(私、嫌な女になってます……『貴方の活躍が嬉しいです』って、それだけのことなのに素直に言えなくて……。 省48

[758]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:26:49 ID:???
その後、大前と菱野は二、三試合ほど偵察を行ったが、実りのある成果は得られなかった。
というのも、二回戦、三回戦で当たるような敵校には、今日戦った浪野にせまる実力校はいなかったためである。

菱野「うぅん……一応、データはそれなりに揃いましたけれど、これって必要なのでしょうか?」

大前「まあ、二、三回戦は素通りのようなものだしな……けど、次の試合は違うさ」
省59

[759]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:28:04 ID:???
息を飲んで、キックオフの時を待ちわびる。
眼下のピッチでは、両校の選手がそれぞれのポジションに着き始めていた。


  忠賢
−−@−−
− A B −
D−−−C
−−−−−
G−I−E
−−−−−
J−−−F
−−H−−

−H−J− J氷潤の11番
−−−−−
−−I−−
F−−−G
−−E−− E六波羅
A−−−D A二岡
− B C − B三井寺
−−@−−
  氷潤

省15

[760]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:29:19 ID:???
菱野「まあ、私もサッカー部のマネージャーですから。監督も色々ご教授してくださいますし……」

照れ臭そうに笑う菱野。

大前(菱野さんの言う通り、忠賢はかなり攻撃重視の布陣だ。ガンガン点を取りに攻めていく構え。
……聞いた話だと、そこまでアグレッシブなチームではなかったはずだ。それなのにこのフォーメーション。
何の理由があるんだ?)

そう訝しむ大前。

実況「コイントスの結果、忠賢の先攻と決まったようです。そして今、キックオフ!」
省17

[761]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:30:19 ID:???
氷潤の11番「ぬるいパス出してんじゃねえよ……やりたくもねえのに、思わずカットしちまったじゃねえか」

忠賢の9番「くっ、だったらボールを返しな!」

すぐさま奪い返そうとするが、

氷潤の11番「相手をするのも面倒くせえな……六波羅っ!」

ボランチへのバックパスで逃げられる。

大前「……トップ下じゃなく、ボランチに戻した? まだ序盤だって言うのに、後ろに回し過ぎじゃないのか?」
省33

[762]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:32:12 ID:???
忠賢の11番「ちっ! スカした顔してんじゃねえ!」

スライディングでボールを奪いに行く11番。

六波羅「ふん……」

だが、六波羅は軽く鼻を鳴らしながら回避する。

忠賢の9番「やるな六波羅! だが一人で駄目なら、二人だ!」

忠賢の7番「これでどうだ!」

続けて、残ったFW二人もチェックに行くが、六波羅の涼しい顔は崩れない。

六波羅「おっと? 流石にキツイな……」

後ろ足でボールを捏ね、身体を入れ替えて守り、巧みにキープする。 省24

[763]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:33:26 ID:???
氷潤の7番「へへへっ! ど真ん中が、がら空きだぜ!」

そしてそれを、スペースに走りこむ氷潤の10番に渡した。

氷潤の10番「ナイスパスっ」

実況「おっと、これは上手い連携だ! 六波羅くんがキープして相手フィールダーを引きつけ、サイドにはたく。
そうして生まれたスペースに、トップ下の10番を走らせて折り返すように渡す。地味ではありますが、効果的です!」

忠賢の8番「ちっ! させるか!」

氷潤の10番「おおっと! 怖い怖い!」
省30

[764]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:35:01 ID:???
実況「決まりました! 前半3分、氷潤中が早くも先取点です!
ボールを戻し遅攻を掛けるかと思われましたが、六波羅くんのボールキープで相手を引きつけ、逆に速攻!
鮮やかにゴールを奪います!」

大前「上手いな。派手さは無いけど、巧みに練られた攻撃だ。ボールキープにパスワーク。いずれも相当な練習の後が見える。
サッカーの基本に、愚直なまでに忠実って感じだな」

菱野「それに今の11番の方のシュート……見た感じですが篠田先輩のものと同じぐらいの威力はあると思います。 省52

[765]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/09(金) 01:36:59 ID:???
忠賢の9番「……この時を待ちに待ったぜ! 喰らえ!」

ミドルシュートを放つ9番。だが、その前にいたのは、

三井寺「やっと俺の出番か。退屈していたところだぜ!」

大前「! アイツは――」

かつて大前のヘディングを防いだ氷潤の3番――三井寺。彼がシュートをブロックに行く。
そして、

ポスン。

そんな軽い音が聞こえてきそうなほど、簡単にブロックする。

三井寺「なんだこりゃ? シュートにしちゃ威力が無いけど、俺へのパスかい?」
省31


0ch BBS 2007-01-24