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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】


[597]森崎名無しさん:2010/05/27(木) 17:23:48 ID:cTkhrHBI
C ユーロ硬貨を一枚だけ残してあと換金

[598]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:43:06 ID:KsMBlP0M
C ユーロ硬貨を1枚だけ残してあと換金

小(なんだか鑑定の目は間違いなさそうだけど…そうなるときっとコレクターとしての価値であって
額面の価値じゃないよな?…となると、2ユーロコインと1セントコインの違いもわかってないのかも…)

そう思ったジュニアは、ユーロ硬貨の中でもっとも価値のある2ユーロコインを一枚引きぬき
残りを換金する事にする。

グリーニ「ん?なんか一枚抜いたな。しかも一番手の込んでいるコインか。まあいい。それじゃ 省25

[599]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:44:11 ID:KsMBlP0M
こっちの世界でもはづきからもらった懐中時計はきちんと機能するようで時間を正確に刻んでいる。

馬車に揺られる事約1時間。街道沿いを目的地に向かっていく一行は特に何事もなく人通りの多い
街にたどり着く。そこは所謂中世風の家構え。金属やコンクリの家などどこにもなくほとんどが石または
レンガ、木に何かの薬品を染み込ませ色を変色させた家に住んでいた。

???「ようこそ、西の交易都市シャハーンへ!ここならキミと妖精さんが暮らすだけなら困る事は 省22

[600]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:45:14 ID:KsMBlP0M
小「へぇ。で、ここまでつれてきてもらったのはいいけど…」

リャハーン「なにいってるのよ。貴方達の目的は知らないけど、今は宿さがしでしょ?それとも
このまま物乞いにでもなるつもり?」

小「いや、それより帰らないと…」

グリーニ「なんだ。やっぱり自分の意志で来たんじゃなくてどっからか迷い込んだのか。
それなら…そうだな…ここから更に東に数日行ったところに星見の塔といった場所がある。そこの 省20

[601]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:46:26 ID:KsMBlP0M
小「なにからなにまでありがとう。」

グリーニ「ああ、それともし俺に用があるなら職人街でグリーニはどこだと聞けば大抵の奴は
教えてくれるはずだ。しばらくはこっちで弟子の修行に付き合ってやらないといかんのでな。
少しくらいは手助けしてやるよ」

そういうと、1人で馬車から降りるとどんどんと離れていく。

???「それじゃ…俺も…帰る…」

今まで御者をしていたせいで話す機会のなかった大男もグリーニと同じ方向へ向かい、残ったのは 省30

[602]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:47:57 ID:KsMBlP0M
更に言葉を続けようとするリャハーンを何とか制しジュニアは口を挟む。

小「いや。そんなことより本当に帰りたいんだ。マレーネ・ウォルフにいくなら…」

リャハーン「さっきグリちゃんがいってたでしょ。あそこにいくなら数日はかかるし、そのためには
今あるお金でどんな旅支度をしなきゃいけないか考えなくちゃいけない。もし腕に自信がないなら
信用が置けそうな冒険者を雇った方がいいし、どうせならここで自身の鍛錬をするのもいいかもしれない。 省47

[603]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 18:49:39 ID:KsMBlP0M
小(となると重要なのは宿からだな。念のためにすぐに帰りたいなら状態を万全にしたいから高めの宿で
じっくりと体を休めたい。逆にしばらくい続けるなら安い宿で節約するに越した事はない。
因みに子供1人だと危険だからにティルは戻るつもりは全くないようだ)

どうしますか?
A.体をじっくり休める宿に泊まる。銀貨2枚消費(完全回復します。お昼のお弁当つき)
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します) 省19

[604]森崎名無しさん:2010/05/27(木) 19:15:02 ID:C2zloIrw


[605]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 20:22:37 ID:KsMBlP0M
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)

小「早くに元の世界に帰るにしてもじっくり腰をすえるにしても今日の疲れは半端じゃないし…
せめてベッドはきちんとセッティングしているところがいい」

自分の体に正直に答えるジュニア。いくら薬草と包帯のお陰である程度の行動はできるとはいえ
つい数時間前まで死を覚悟していたのである。いまだ体が癒されてはおらず、油断すると
全身に痛みという襲撃が襲い掛かる。
省21

[606]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 20:23:40 ID:KsMBlP0M
小「へぇ。悪くない。というより風情があっていい。」

そこはこの街の宿屋としてはやや上級。一階の酒場で酒盛りしている冒険者達もごろつきのような
格好ではなく、比較的マンガやアニメで見るようなまともな格好をしている。(流石にプレートメイルや
バイキングメットのような重装をしている人物はいなかったが…)

リャハーン「あ、一階の酒場でご飯は出るんだけど…少年君はちょっと危険だから特別に部屋まで持って
来てもらえるように私から口ぞえしとくね」
省16

[607]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 20:25:16 ID:KsMBlP0M
小「ふぅ…よくはわからんが助かった…。今日はもう…疲れたな。時間も夕暮れだし…、
今日は薬湯に浸かって寝るか…。ティルはどうする?元の世界に戻るか?」

ジュニアは前々から思っていたことを口にする。彼女は自分の水晶玉だけでなく、不思議な木とも
つながっている。そして不思議な木はジュニアの部屋に置きっぱなしなのだ。更にいえば、家には
えりるがいる。つまり、彼女がその気になればいつでもジュニアの本来の世界に戻り、そして
えりるに助けを呼ぶことが出来るのだ。
省24


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