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【伝説(笑)に】城山正の挑戦18【してやんよ】


[887]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/10/30(土) 01:21:00 ID:???
「……こっちもダメか」
市内を徘徊する立花は厳重に封鎖されている市道の脇道から辺りを伺い、うなだれた。
南葛駅、南葛港はもとより国道も市道までもが完全に封鎖され、猫の子一匹市外に出ることは敵わない。
立花の目にはそう映った。
逃げるためには何かが足りない。何が足りないのかわからないまま立花は市内に潜伏を続け、当ても無く
さまよった。
そして
「……見つけた。これで市外へ逃げ出せる」
立花がぎらつく目で見つけたのは、小学生くらいの女の子だった。
「まーちゃんはー?」
「今日はお兄ちゃん早く帰ってくるから、ごめんねって」
「そっか。お兄ちゃんじゃしょうがないね」
少女達は連れ立って南葛モールの方へと歩いていく。どうやらまだ事件のことをしらないらしい。
(これはチャンスだ。あいつらを人質にとって市外へ脱出してやる)
そう決意した立花は遮二無二踊りかかって掻っ攫って行きたい気持ちを抑え、
できるだけ、できるだけ穏やかな表情で二人の少女に近づいていった。
「ねぇ、緒嬢ちゃんたち」
「なぁに?知らないおばさん」
「瀬名ちゃんダメだって。おばさんに見えてもお姉さんって言っておかないと」
発育のいいほうの少女が髪の長い美少女を引っ張って行き耳打ちをする。
「あ、そっか。なぁに?おばさんみたいなお姉さん」
「全部聞こえてたわよ。ちょっと位可愛いからって、ちょっと位発育いいからって、世の中なめんじゃないわよ!?」
ついに抑圧されていた怒りが爆発し両腕を振りかざし、少女達を追い掛け回し始める。
「このっ!大人しく捕まって人質になんなさい!」
「きゃーっ!」
「いやーっ!」
悲鳴を上げて逃げ回る少女達。髪を振り乱して立花も追いかけるのだが何か運動でもやっているのか少女達は
はしっこく捕まらない。

イメージ映像↓(※あくまでイメージです)
ttp://www.lisagas.jp/books/books/bs24.html


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0ch BBS 2007-01-24