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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[48]キャプ森ロワ:2010/07/09(金) 11:51:29 ID:???
森崎「…くそッ…!!」
シュナイダー「モリサキ…?」
森崎「来いッ!!」
そんな何も言おうとしない彼らに気が付けば森崎は叫び、自らの手をジョアン達に差し出していた。
勿論そんな事をしたところでもう無駄な事は分かっていた。しかしそれでも森崎は手を差し伸べたかったのだ。
もしかすると同じ運命を辿っていたかもしれないある意味自分と同じ境遇の彼らに。
それに対しジョアンは静かに微笑んだ後ゆっくりと首を振り、唇を動かす。しかしもはやそれを聞き取れる距離ではなかった。
だが唇の動きで何を言ったのかははっきりと分かった。
ピエール「ア、リ、ガ、ト、ウ…か…」
シュナイダー「…確かに彼らがしでかした事は許される事では無いだろうが…しかしやり切れんな…」
森崎「くそッ…何がありがとうだ…勝手に呼び出して勝手にハイさよならって…本当最後の最後まで気に食わない奴だぜ…
あのジジイはよ…これじゃあいつらの事俺達が覚えといてやるしかねぇじゃねぇかよ…!」
ピエール「そうだな…だからこの世界の事…彼らのプレイ…そして彼らの思いを俺は絶対に忘れない…」
森崎達の目の前には光が徐々に広がってゆき、それにつれて意識が遠のいてゆく。
森崎「…忘れたくとも…忘れらんねぇよ…こんな事…」
遠のく意識の中で森崎がポツリと呟いたこの言葉がこの世界で発せられた最後の言葉となり、
彼らはそれぞれが在るべきところへと戻る。そしてこの世界における最後の異邦者、戦乙女が姿を消したと同時に
一つの世界が幾多の記憶と共に終焉を迎えた。
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0ch BBS 2007-01-24