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1- レス

【最強への】キャプテンEDIT15【挑戦】


[259]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/15(金) 22:12:31 ID:???
★その後の展開→  ハートQ =★
ハート → こぼれ球の取り合いで、松山がボールをフォロー! だけど、既にヘロヘロだぞ?
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数分後、中盤でこぼれたボールの取り合いで、松山がボールを押さえた。
だが、松山は体力を使い果たしており、ほとんど気迫だけで立っているようなものである。これ以上のプレイは、難しい状態にあった。
……それでも彼は、前へ進む。

松山「……行か、ないと。これを、前線まで、運ぶんだ……っ!」

実況「中盤でのこぼれ球争い、これを制したのは後半半ばから消えていた松山くんです!
しかし、見るからに消耗は大きいぞ!? 足取りにも力は無い! この状態で戦えるのかーっ!?」

長池「松山……」

見るに堪えないか、思わず顔を歪めてしまう長池。それほど、松山は消耗していた。
地を這うようなのたのたとしたドリブル。
上体はバランス悪くガクガクと揺れ、足は痙攣に見舞われたのか生まれたての小鹿のようにプルプルと震えている。
最早、ボールをキープしていられるのが奇跡のような憔悴ぶり――

松山「行く、ぞ……長池っ!」

長池「……来るか、松山っ!」

――それも、二人の間には関係の無いことだった。
立つのは全国大会という退くことのできない大舞台。眼前には因縁を抱えた宿敵。
それを前に、対決以外の何の選択肢があるというのだろう。

長池(松山、せめて俺の手で引導を渡す――!)

松山(長池、お前を倒して俺は先へ行く――!)

二人の、恐らくはこの試合で最後の交錯が、いま繰り広げられようとしていた。


0ch BBS 2007-01-24