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【最強への】キャプテンEDIT15【挑戦】


[330]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:52:34 ID:???
涙さえ滲ませながら口にするのは、仲間への懺悔の言葉だった。
春から一心不乱に鍛え続けて生まれた、今度こそ全国の優勝旗をと確信したチーム。
だが、結果は決勝を待たずして3−0の惨敗。その悔しさと責任とが、胸の内から溢れかえる。

藤沢「ねえ、松山くん――」

ふいに、藤沢がそんな松山の繰り言に口を挟む。

藤沢「――キャプテンって、そんなになにもかも背負い込まなくちゃいけないの?」

松山「……え?」

思わず目を瞬く松山に構わず、藤沢は続ける。

藤沢「だって、そうでしょう? 今日の試合で、ウチの選手で一番頑張っていたのは松山くんじゃないの。
暑い中をチームの誰よりも駆け回って、作戦の指揮だけじゃなくてみんなの援護もして……。
それなのに、負けたら全部を背負い込んでみんなに頭を下げなくちゃいけないの?」

松山「そ、それは――」

藤沢「それが……本当に松山くんの理想としたチームワーク第一のチームなの?」

松山「――――っ!?」

その言葉が、胸を突いた。

松山(俺が、俺が理想としたチーム? それは、お互いが助け合って攻める時も守る時も一心同体で戦える最高のチームワークだ。
ずっと、ずっとそれを目指してきたはずだ。けど、今日の試合は――)


0ch BBS 2007-01-24