※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【最強への】キャプテンEDIT15【挑戦】


[331]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:53:34 ID:???
倒れる前の試合を回想する。
思えば、松山と彼からボールを回される小田だけが走りまわった試合だった。
長池がマークに付いていながらも、仲間たちからは構わずボールが回ってくるばかりの展開。
守備でもディフェンスリーダーが不在のため、前線から走り戻らなくてはならないことも多々あった。
……今のふらのは、松山は誰かを助けることが出来ても、松山を助けることができる誰かがいない。
そのことに、今更ながら気づく。

松山「お、俺は……みんなとプレイしていたはず、なのに……いつの間にか一人でプレイしていた……?」

藤沢「……気付いた? その、言い難いんだけれど、攻撃でも守備でも、誰も彼もあなたに頼りきりなのよ。
だから、最近のふらのってパスワークは凄いんだけど、それ以外は松山くん一人で持っているチームみたいなものなの。
小田くんが伸びてある程度の相手からなら点が取れるようになったのと、GKの加藤くんが良く守ってくれるから分かりにくいけれど。
けどやっぱり……こういうのって不自然なんだと思う」

そっと、松山の握りしめた拳に手を添える藤沢。

藤沢「だから、今から変えて行きましょう? もう一度、このチームを。
今度は松山くんだけじゃなくて、私も……その、力を貸すから」

松山「藤沢……」

息が掛かる程の近くで見つめ合う二人。

藤沢「……(こ、これってよく考えなくてもただならぬ雰囲気な気がする……だ、駄目よ美子、ふしだらなことを考えちゃ!
松山くんは今、真剣に――)」

松山「あ、ありがとう藤沢! 俺、もう一度頑張ってみるよ!」

ガタっ、とベッドを揺すって飛び起きる松山。


0ch BBS 2007-01-24