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1- レス

【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】


[375]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 12:17:20 ID:???
??「おぉい! こんな所に居たのか!」

ボケーッと立ち尽くしている少年を呼ぶ声が、少し離れた場所から聞こえてきた。
声の方に目をやると、弱った表情した男が駆け寄ってきていた。
ストレートブラウンの髪を少しだけ伸ばした相手は、少年と同じジャージを着ていた。
身長は172cmと一回り以上大きく、肉付きも大分ガッシリとしている。
少年は相手の事をよく知っていた。
同郷ナポリでストリートサッカーを一緒にしてきた長い付き合い。
少年は相手の名前を口にした。


少年「あれ、ファビオ?」

ファビオ「“あれ?”っじゃねぇよ・・・トイレに行ったっきり何十分帰ってこないつもりだ?
      シューマッハの奴もカンカンだぜ、団体行動を乱すなーーって。」

少年「ハハッ。 ごめん、つい見入っちゃってた。」

ファビオ「はぁ〜、頼むぜ・・・。」

ファビオと呼ばれた男は呆れて溜息を吐きながら、だが少しばかり意外さを感じていた。
目の前の少年が口にした、「試合に見入っていた」という言葉にである。
ファビオは少なくとも、この少年が試合に見入ったり誰かのプレイに夢中になる姿を知らなかった。
昨年、ジュニアユースで欧州No.1に輝いた時の大会でだって、こんな反応を見せなかった。
ファビオは知りたくなった、この少年を魅了した物を。

『イタリアの恋人』と呼ばれ、若干15歳にしてイタリアサッカー界を背負って立つと言われている、
この少年・・・・・・ マルコ・クオーレが注目した物の正体を。


※いったんここまでー


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