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1- レス

【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】


[410]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/04(土) 17:32:06 ID:???
選手達は、その顔を徐々に凍りつかせていった。
後の祭りではある物の、もしもそれが現実となっていたらと思うと、そう冷静では居られなかった。
バティンのシュート、ミハエルのドリブルについては今でも背筋が冷える思いがした。

アンザーニ「ファケッティくんは序盤こそ縦パスを使いましたが、その時は調子が悪く機能しなかった。
       けれども、他の選手との連携で徐々に調子を上げ、最終的には同点弾の起点となった。
       …にも関わらず、その後も彼は仲間との連携を多用する選択をしました。
       そして、自分よりも好調だったカルバリョくんのサイドアタックを多用したのです。」

「それ以上に絶好調だったダラピッコラくんが止めてくれて助かりましたがね」…と、
アンザーニは話の腰を折り、皆の笑いを誘った。 だが直ぐに口調を堅く戻して言った。

アンザーニ「つまりユヴェントスは、最もシンプルで、最も力強い戦術をみすみす使わなかったのです。
       スター軍団と呼ばれた彼らは、なまじ良いメンバーが揃っているため、
       なまじ選択肢が多いため、そしてジェンティーレくんさえ居れば守備が回ると思ったため、
       後半のあの失態を演じる羽目になったのです…!」

アンザーニはいつになく厳しい口調でそう言い放っていた。
サッカーは、スターを集めれば…上手い選手をかき集めれば勝てる物ではないと訴えていた。
場面場面で、選手達がより良い戦術と連携を選択できなければいけない、と…。

選手達は知らないが、そこにはかつて自分が目を掛けて育てていた選手をチームの事情で放出させられ、
しかも新天地ではその選手を活かす戦術を未だ理解されていなかった事へのやりきれなさがあったのだ。


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0ch BBS 2007-01-24