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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】


[251]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:54:05 ID:???
ドガッ! バシュウッ! 

さとり「くぅっ……」
若林「どうした!? この程度のシュートも取れないのか!?」

攻守交替し、さとりがキーパー練習をするようになってから更に数刻。
若林はPA外から強烈なパワーシュートを何度も打ち放ち……それをさとりが防ぎに向かうという練習が続く。
しかし、やはり心が読む事だけでGKとしての地位を確立してきたさとりにとって。
下手なフィールダー以上のシュート力を要する若林のシュートを完全にシャットアウトする事はならず。
また、長期間のブランクの影響もあってか何本もシュートを許してしまう。

若林「GKのシュートが止められん程度ではまるで話にならんぞ、さとり!」
さとり「わかっています……! わかっているのです! (ですが……やはり反応が遅れてしまう!
    集中しようとしても、どうしても……取れない!)」

PA外からのシュートに絶対の自信を持ち、そして、その研ぎ澄まされた集中力を駆使し。
何が何でもシュートを"とめる!"若林の技術。
その技術を何とかものにしようとするさとりだが……そう簡単に会得する事も出来ず。
ただただゴールネットを揺らされ続け、苦しい顔をしながらそれでもセービングに向かう。
横っ飛びをするたびに服は汚れ、全身には激痛が走り、その綺麗な愛らしい顔にも泥が付着をする。
しかし、さとりは練習を続けた。

今まで敵の心を読むという才能だけでシュートコースを予知し、簡単にボールを確保してきたさとり。
その慢心が、今のさとりの状況を作り出していたというのは、さとりもまた理解をしていた。

無論、オータムスカイズに初めて負けたときからさとりも努力はしてきた。
鬼である伊吹萃香や妖怪の賢者である八雲紫に比較をすれば、
その心を読むという才能すらも過小な自分が幻想郷最強GKを名乗るには未熟というのは理解していた為に。
自分自身に出来うる限り、最大限の努力はしてきた。しかし、それでもオータムスカイズには敵わなかった。
反町一樹の圧倒的なシュート力の前に、さとりは為す術も無くただただ吹き飛ばされ続けた。


0ch BBS 2007-01-24