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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[765]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 02:00:47 ID:???
中山の今まで聞いたことのないような怒号が。呪詛のような言葉が森崎の心を絞めつけていく。

中山「悪いと思っているのか?思っているのなら、お前は俺に何をしてくれるんだ?
   もう俺は…今の俺の実力ではとてもじゃないが全日本の代表なんて夢のまた夢だろう。
   お前はそんな俺を……見捨てるだろうな。あっさりと。
   お前が目指す全日本のキャプテンという座に全く影響を与えられなくなった俺のことなんて…
   お前に取ってはもうどうでもいい存在になってしまったんだろうな!」

森崎「あ……うあぁ……」

超モリサキがいなくなったことで、確かに森崎は成長することを思い出した。
だがそれは決して全てが好転、前進したというわけではない。
超モリサキ…すべてを蹴落してでも自分が頂点に立とうとする孤高の誇り高き心の強さを失った森崎。
仲間を尊び、意見を尊重し、自分を犠牲にしてでも誰かを表に立たせてあげようとする優しさ。
それは本来の森崎が持っていた心優しい少年の純粋さであり、
超モリサキとして生きて行くことを決意する前の心の感情でもあったのだ。
自分が信頼している者からの罵倒。森崎は先程の翼との手を繋ぐという屈辱などすっかり忘れ、
自分が今までしでかしてきた数々の悪行を思い出し、良心の叱責に苦しむ。

メディウス「(耐えられまい。逃げ出さずにはいられまい。さぁ、自ら手を切り離すが良い。
      自分が拒絶する相手からはその反抗心から幻覚の誘惑を跳ね除けられても…
      自分が心を許した相手から裏切られるその苦しみは――)」

森崎「ぐ……うあぁ……」

メディウス「(どれだけ鋭い剣で突かれるより、どれだけ熱い炎で焦がされるよりも――)」

森崎「う……うう……」

中山「なぁ森崎…お前は、俺になにをしてくれるんだ?俺たち…トモダチ、だろ?」


0ch BBS 2007-01-24