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1- レス

銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜


[841]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:00:06 ID:QDcl4e2Y
A.皇太子リヒャルトについた。

皇太子であるリヒャルトを支持していたのだ。それは逆説的に第3皇子クレメンツだけでなく、
現皇帝フリードリヒまでも蔑ろにすることであり、その結果シュナイダー子爵家の地位が
失墜してしまう事は…誰の目から見ても明らかだった。

それでも粛清の対象までにならなかったのは、あくまでも正当皇子としての後見についたからであり、
積極的に第2.第3皇子を貶めようとしたからではないのがせめてもの救いといえよう。
省27

[842]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:01:51 ID:QDcl4e2Y
などと、自分がこれから背負っていく家名の過去に思いを馳せていると2時間という時間は
長いものではない。既に馴染みの街道を走っているランド・カーが不意に止まるとそこはもう
シュナイダー子爵家であった。

シュナイダー(もうついたのか。)

突然の帰宅にも、まるで主人のそれにあわせたかのように念入りに庭は整備されており、広い庭は
芝生と石畳、それに冬に咲くように品種改良された僅かな花が咲いている花壇によって彩られていた。
省23

[843]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:03:30 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー「ああ。庭師がいないようだが…」

メイド長「はい。若旦那様には申し無く思いますが、今は冬支度の最終調整ですから。
木々の世話に回ってもらっております。」

深々と一礼をするメイド長。しかし、礼より実をとる辺り、その能力は確か。それもシュナイダーが
一々そんなことでは怒ったりしない事を把握していての行動であり、彼女の若い頃…それは同時に
シュナイダーが子供から知っているゆえの能力だった。

シュナイダー「そうか。…それで…」
省17

[844]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:06:02 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー「いざ?」

メイド長「はい。若旦那様の招待状…ぶしつけですが私も見させていただきました。あれは間違いなく
年若い殿方が女性に送る恋文と同じ…つまり、本日の目的はそういったものなのでございましょう?」

そういいつつ招待状の入った表装を取り出す。

シュナイダー「……そういうことか!?」

シュナイダーは思い出す。学生課にあった項目の一つ、自分と招待する相手との関係。
省31

[845]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:07:21 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー(………まさか、そんな罠があったとは!?)

今ならきっと勘違いを正す事が出来る。そう思ったシュナイダーは、メイド長とエメレンツィアを
残したまま急いで着付けを行っている大衣裳部屋のクローゼットルームへと足を運ぶ。

〜〜〜

勝手知ったる我が家である。鍛え抜かれた体を駆使し、ものの数十秒でその場所へたどり着きドアを開く。

シェリル「エメレンツィアさん。やっぱり1人で着るのは難しいです………」
省15

[846]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:08:24 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー(………)

運良く(?)相手が向こうを向いていたので肝心な部分を見る事無く済んだのはある意味僥倖と
いえるだろうが…

どうしますか?
A.黙って扉を閉じる。
B.とりあえず声をかける。
C.逃げる!
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

[847]森崎名無しさん:2011/03/05(土) 21:15:21 ID:TMGcTeJk
B

[848]森崎名無しさん:2011/03/05(土) 21:19:28 ID:v87KpYRI
B

[849]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:50:03 ID:QDcl4e2Y
B.とりあえず声をかける。

シュナイダー(………)

このまま黙って扉を閉めるのはなんとなく卑怯な気がするシュナイダー。それ故に…いや、その
美しさゆえに思わず声をかけてしまう。

シュナイダー「エメレンツィアではなくてすまないな」

シェリル「………」

その声に体がビクッと硬直させる歌姫見習い。

くっくっく…とまるで機械のような鈍い動作で首だけ振り返ると…

シェリル「……きゃ〜〜〜!!!」
省18

[850]銀河シュナイダー伝説:2011/03/05(土) 21:51:15 ID:QDcl4e2Y
〜〜〜

シェリル「ご、ごめんなさい、シュナイダー様」

近くにあったボタン容れや小物などそこらじゅうのものを投げまくった後、ようやくやや平静を取り戻した
シェリル・ノームは謝ってくる。

シュナイダー「いや。私のほうこそ、あまりにも失礼だったな」

普段なら簡単に避けられるはずのシェリルの投げる小物を何故か避けてはいけない気がして、額に
クリティカルさせてしまったシュナイダーはそう答える。

シェリル「い、痛く…ないですか?」
省18


0ch BBS 2007-01-24