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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[918]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/04/25(月) 00:29:44 ID:???
こうしてフランスJrユースの面々が、大会を明日に控えた中、無理を承知で練習をしていた頃。
一方でそのフランスへと派遣された選手――古明地さとりはといえば。
同じく地獄へと落ちた、若き天才GK――若林源三とともに練習をしていた。
若林「いくぞ、さとり……はぁっ!!」
バシュッ……ギュオオオオオオオッ!!
とてもゴールキーパーとは思えない爆発的なキック力を生かし、思い切りシュートを蹴り放つ若林。
シュートを撃った場所はさとりの苦手としているペナルティエリア外。
そのシュートは、以前のさとりならば、まず間違いなく弾くのが精々といえたものだったが……。
キュッ……バッ!!
さとり「と め ま す ! !」
バシィィイイイッ!!
しかし、古明地さとりは横っ飛びで見事にそのシュートを止めて見せた。
しかも、ワンハンドキャッチという余裕を見せる止め方で。
さとり「ふぅ……ふぅ……。 ……ここまでにしましょう、明日はもう試合。
これ以上の練習は、明日の試合に悪影響を出します」
若林「ふん……俺には出場できる目は無いというのに、よくそんな事が言えるな」
さとり「ふふ……源三君なら大丈夫、正GKに戻れますよ」
若林「簡単に言うな。 大会が始まれば、余程のことが無い限りGKの交代なんてものはない。
全日本のB組は西ドイツくらいしか強敵がいない以上、しばらくは森崎の天下が安泰だ。忌々しい事にな」
さとり「……それでもきっと大丈夫です、きっとね」
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0ch BBS 2007-01-24