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銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜


[145]外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 18:08:19 ID:yS0XLc96
C.中里

シュン!!

黙祷している中山の背後に一瞬だけ風が巻き起こる。

???「ッく…間に合わなかったでござるか…スマヌ…」

中山「その声は…中里か…」

背後から突然聞こえた声。幾多の修羅場を超え人の気配を鋭敏にかぎ分ける能力を持つ中山ですら
何時この距離まで近づいたのかわからないほどの穏業と身のこなし。それは諜報、暗殺を生業とする
人物のそれであった。

しかし、ワールドカップ以降、彼…中里がニンジャでありその新しい形、所謂スポーツニンジャ
の嚆矢であるとの説明を受けたことがあり、中山は今の時代、彼がニンジャに戻っていた事は
容易に予想がついていた。それ故に驚く事無く振り返ることも無く乾いた口調で返事をする。

中里「スマヌ…中山殿。拙者が間に合っていれば彼の命は…」

影に生きる彼は中山に姿を見せる事無く背後から声をかける。

中山「………何故だ?何故、彼は兇気に走ったんだ?」

中里「…時代でござるよ。暴力と恐怖が支配するこの時代において、中山殿のように自分だけでなく、
他人まで守れる御仁は少ない。元々は井沢殿も皆を守るために南斗の力を手に入れたのでござったが…
ある人物の甘言によってそれを己の欲望のために乱用するようになったのでござる。我が主は
それを気にやみ拙者を遣わしたのだが、間に合わなんだ。」


0ch BBS 2007-01-24