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銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜


[874]銀河シュナイダー伝説:2011/08/01(月) 18:33:04 ID:3veR+Hdo
シュナイダー(どちらにしろいつかは戦い、そして勝利しないといけない相手だ)

青味がかった灰色の髪をもち、スマートで気丈な男…因縁としては浅いが、いつかは必ず倒さなければ
決して首席の地位を手に入れることは出来ないであろう男を思う。

シュナイダー(いや。…貴族たる私にとってそれはあくまで付加価値でしかない。敵とするよりも
配下として我が野望の礎となってもらうことを考えたほうがより良い結果になる…か)

既にシュナイダーの中には提督として全銀河を股に掛けることを当然としながらも、遠くない未来の先には
自身を扱われる側ではなく、扱い側になりたいという野望に近いものも芽生え始めていた。

…それが、彼の最愛の妹を守るための手段であると信じているがゆえの行動なのか、それとももっと別の
意志によるものなのか、実のところシュナイダー自身、まだ核心に至るものはないのだが。

オペレーター「提督!?敵は包囲陣をしいています」

ほんの数瞬…僅かな時間を心の整理のため、意識を仮想空間の戦場ではなく、自身の胸のうちに
移動させていたシュナイダーを、すぐ近くにいたオペレーターの女性が覚醒させる。

短く切りそろえられた髪は僅かな芳香を友とし、それのみが自身が性別上は女であることを
控えめに示していたが、こうして近くで見ると中々の謹製の整った顔立ちをしていると、
まだ僅かに戦場外に心をさまよわせているシュナイダーはいつになく思ってしまう。


0ch BBS 2007-01-24