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1- レス

【皇帝の】キャプテン森崎42【逆襲】


[157]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:28:06.41 ID:tWEw7xqo
★翼 サイクロン ( クラブ5 ) 86+( 2 + 5 )=93★
★シェスター ブロック ( スペード4 ) 71+( 3 + 4 )+(人数補正+1)=79★ *吹っ飛び*
★フライハイト ブロック ( ダイヤ3 ) 72+( 6 + 4 )+(人数補正+1)+(反転ブロック+6)=89★ *吹っ飛び*

【シューター】−MAX【ブロッカー】=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。

★翼 サイクロン ( クラブ5 ) 86+( 2 + 5 )+(威力減退-1)=92★ 省41

[158]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:28:24.34 ID:tWEw7xqo
〜回想シーン・ドイツのとある山中の風景〜

ミューラーの師匠「よし、10分休め!」

ミューラー「ハァッ、ハァッ…!」

デューター・ミューラーは世にも奇妙な経歴を持つサッカー選手である。彼は少年時代から幾つものプロクラブから
執拗に誘われながらも師の命によって俗世を拒み続け、人里離れた山中で日夜危険な修行に励んでいた。
かつての彼は自らの力を試す為に山を降りて公式試合に出る事を望んでいたが、 省23

[159]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:28:40.57 ID:tWEw7xqo
ミューラー「……………!」

ミューラーの師匠「(なんと言う苛立ち具合だ…だが無理もない。あれ以来こやつは以前よりも自分の力を
試す機会に飢えている。同時にもし修行が足りなかったら、修行の成果が出せなかったらと怯えてもいる。
これでは無理やりにでもクラブに入れ、シュナイダー達と競わせておく方がマシだったかも知れん。
だがドイツユース合宿までもう幾許も無い今となってはそんな事を考えても後の祭りだ… 省30

[160]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:28:51.37 ID:tWEw7xqo
国際Jrユース大会への出場を許す際、ミューラーの師匠は彼にとある試練を施した。
その内容は数多の岩石と共に3つのボールを崖の上から転がし、岩を捌かせつつ
ボールが底まで転がり落ちる前に全て確保させると言う狂気の沙汰としか思えない物である。
ミューラーは4年前の時点で見事この試練をクリアしていた。

それを今度は7つのボールでやらされたのだ。

ミューラーの師匠「覚悟は良いなミューラー。失敗しても成功するまで続けるぞ! 省17

[161]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:29:03.45 ID:tWEw7xqo
ミューラーの師匠「どうしたミューラー。所詮お前はその程度か」

ミューラー「グハー、グハー…!」

たちまちミューラーは傷と血と泥だらけになった。常人なら死んでもおかしくないこの苦行を何度も受けて
大した怪我も無く何度も立ち上がり続けるのは彼らしかったが、そんな彼でも7つのボールを
捕らえる事など全く不可能に見えた。10回以上やって、4つ取れたのが精一杯だった。
省45

[162]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:29:20.94 ID:tWEw7xqo
ミューラーの師匠「もう集めた岩石も後一回分しかない。次が最後だ」

ミューラー「!!ラストチャンス…!」

ミューラーの師匠「ほうれ、足掻いてみせろ!」

ガラガラガラガラ!ゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ポーンポンポン…コロコロ…

ミューラー「(くそっ!ボールの軌道は簡単に読めるんだ!一つ一つ拾う場所まで走るのも間に合う!
だが拾ったら手が塞がれて機動力が落ち、上に蹴り返したら不規則に転がって間に合わなくなってしまうんだ! 省20

[163]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:29:31.76 ID:tWEw7xqo
ミューラー「グォオオオッ!!」

バシャッ!

ミューラー「ヌォオオアアア!!」

ブシュゥ!

ミューラー「ウォオオオオオオ!!」

ベキャッ!

ミューラー「ザァアアアアアッ!!」

ボシュッ!

ミューラー「ブァアアアアアアッ!!」

ベショッ!

ミューラーの師匠「バ、バカな…!お前は、一体、何を…!!」

ミューラー「ラストォオオオオオオオオオッ!!!」
省1

[164]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:30:13.11 ID:tWEw7xqo
十数秒後、ミューラーは悠々と歩きながら7つのボールを回収した。
正確には彼の拳によって破裂させられ、転がる事が出来なくなったボールの残骸を。

ミューラーの師匠「…ミューラー。これは何のつもりだ?」

ミューラー「師匠。これはサッカーの修行ですよね?」

ミューラーの師匠「うむ。そうだが…」

ミューラー「サッカーでは、試合中ボールが”偶然”破裂してしまったら、別に反則にはなりません。 省30

[165]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:30:33.99 ID:tWEw7xqo
ミューラー「今だァアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

バッ!
ブォオオオオオオオオオオオオオッ!!
バキィ!ボゴッ!
プシューーーーーーーーー………

翼「………えっ?」

日向「なん…だと…」

森崎「は?え、え…?」

シュナイダー「…お、おおお…」

カルツ「………なんだこりゃ?」

ミューラーの師匠「(良くやったぞ、ミューラー!)」

審判「…へ?あれ?ぼ、ボールが…な、何だ?」

[166]創る名無しに見る名無し:2011/06/15(水) 23:31:33.94 ID:56KJlYdE
支援

[167]2 ◆vD5srW.8hU :2011/06/15(水) 23:32:31.17 ID:tWEw7xqo
今日はこれだけです。
能力の高さで勝負するミューラーにあえてキャプ翼っぽい必殺技を
与えるのなら、こんな感じだろうなーと思って作りました。


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0ch BBS 2007-01-24