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【精霊の森の】森崎の聖戦4【ファンタジスタ】


[335]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2011/06/12(日) 13:21:54 ID:???
ハート、スペード→ オイラ、強くなりたいんだ!

エーディン「剣の腕を上げたいのね?」

デュー「うん。アイラみたいに…なんて言わないけどさ。みんなの足を引っ張らないくらいには
   戦えるようになりたいんだ。って、こんなことエーディンに言っても仕方な…
   あれ? エーディン、何探しているの?」

エーディン「ええと、たしかこっちの荷物に…あったわ。これね」

エーディンは部屋の隅に置いてある大きな袋から、細長い包みを取りだす。
紐をほどき、包みを開けると…そこには、一本の細い剣が入っていた。

デュー「え? どうしてエーディンが剣を…わわっ! 危ないよ!」

エーディンは剣を抜くと、器用にそれを振って見せる。

エーディン「これでも騎士の家の娘よ? ひと通りの武器の扱いは習っているわ。
    でも、根本的に力が足りないから、武器戦闘は向いていないって言われて…
    それで、修道院に入ったの。…エスリンはそれを拒否して学校に残ったけど、ね」

デュー「へえ…意外だな。エーディンは根っからのシスターだって、勝手に思っていたよ」

エーディン「神に仕える子でもあり、ユングヴィの跡取りでもある。
     どちらが先で、どちらが後ということはないわ。
     でも、騎士の家の後を継ぐ身であれば…まるで、武芸を知らないわけにはいかない」

デュー「わ、わわっ! こっちに剣を向けないでよ!」

エーディン「ちょうどいいわ。少し外に出て、私と身体を動かさない?
     私なんかじゃ、相手にならないと思うけど…」


0ch BBS 2007-01-24