※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【最終兵器】Another-C_6【ファンタジスタ】
[980]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/18(木) 17:50:52 ID:???
>>179
空気を読まず投下! ・・・すみません、流石にどんな顔して書けばいいか分からないんですw
=============================================
2−1)秘封倶楽部
メリー「・・・という夢を見たのさ!」
そう言って、私マエリベリー・ハーンは今朝の夢の報告を締め括った。
おっと、話を聞かせていたのは“秘封倶楽部”の仲間であるこの2人によ。
省34
[981]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/18(木) 17:51:54 ID:???
ナムリス「ボク達をからかう作り話にしてはチョット手が込みすぎてますね、メリー先輩。」
呆れたように苦笑して見せているのがナム、ナムリス・ユブンタイ。
学年は1つ下の後輩だけれど、実は年齢はもっと下・・・
去年、飛び級で私達と同じK大に編入してきた秀才だったりする。
飛び級なんか出来ちゃう秀才が、うち程度の偏差値の大学に何の用かと周囲は言うけれど・・・
私も蓮子もそういうのを気にした事はない。
省53
[982]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/18(木) 17:53:09 ID:???
蓮子「だからさ、このタケノコは一体どういう事なの?」
メリー「説明した通り夢の中の竹林で拾った物よ、夢から覚めたら2人に見せようと思ってね。
・・・ベッドで目を覚ました時、実際手に持っていた時は流石に混乱した訳だけどね・・・。」
そうなのだ・・・夢だとばかり思っていたのに、向こうで採った物が現実に現れた。
赤い屋敷でお茶を御馳走になったり、竹林でタケノコを拾って黒い鼠の様な何かに襲われたり・・・
省40
[983]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/18(木) 17:54:37 ID:???
2−2)Change ability of Strange Dream
蓮子「能力が“結界を操る物”に変わりつつあるんじゃないかな・・・。」
突拍子もないかとも思ったが、私は自分の考えた結論を口に出していった。
あー、やっぱり思ったとおり。 メリーはこれを聞いて目を真ん丸くしている。
メリーは『結界の境目が見える』っていう、ちょっと気持ち悪い目を持っている。
この目があるからこそ、我が秘封倶楽部は秘封倶楽部として活動が出来ているわけだが。
省34
[984]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/23(火) 16:37:32 ID:???
蓮子(普通の人間は一生知る事のない、密やかな世界の仕組がある事を、私たちは経験している。
だから質悪く私たちをからかおうとしているのでない限り、メリーの話は全て現実と解る。
でなければ夢の中で拾ったタケノコが、起きたら実際にあったなんて事は起こらないし。)
色々と可能性は考えられたが、それでも私はメリーの身に起こった事実を確信していた。
蓮子(きっとメリーは夢の中で行ったんだ……結界の向こう側に。)
省34
[985]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/23(火) 16:39:42 ID:???
・・・それから、何故メリーがこの様な不思議に巻き込まれたのか言う考察。
これについては、一つの可能性しか頭になかった。
理系ならば、もっと他の可能性も挙げて証明と反証を繰り返すべきかも知れなかった。
けれどもこの時の私はそんな事も出来なかった。
メリーだけが得体の知れない何かに巻き込まれ、何処か遠い世界の人になろうとしている…
そう考えるのが、とてもとても嫌だった。
蓮子(置いてかれたくない。)
…だからそう言った。
省20
[986]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/23(火) 16:54:10 ID:???
2−3)此方
メリー「・・・聞いておいて何だけどさ、やっぱり夢だったんだと思う。
だって、あんなに色々な事があって走ったりもしたのに、筋肉痛とか全然無いし。」
蓮子「そう? ・・・でもさ、現実だったらワクワクじゃない? ねえ?」
そう言うと蓮子はナムリスの方を向いて同意を求めた。
ナムリスは『全くです』と笑顔で答える。
蓮子「ほら、メリーだってそうでしょ?」
省28
[987]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/23(火) 16:55:15 ID:???
蓮子「私は、さ・・・メリーの見た夢を現実にしたいな。」
メリー「え・・・?」
蓮子「多分、蓮子は結界の向こう側に行ったんだよ。 ・・・と、私は思ってるんだけどね。
少なくともさっきのメリーの話は、私が今まで生きてきた中で、一番ワクワクする話だった。
現実かも知れない夢を見た・・・それは夢のような現実が待っているって私に思わせた。」
メリー「蓮子・・・」
蓮子「私はメリーの夢の世界に行きたい、夢を現実にしたい。」
メリー「!」
省19
[988]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/25(木) 18:52:34 ID:???
メリーと蓮子…2人の間で気持ちの整理がついていた。
蓮子の希求がメリーへと伝播し、彼女の得も言えぬ不安感を拭ったのである。
2人の様子をナムリスは外から笑みを浮かべながら見ていた。
まるでこうなる事が分かっていたかのように、ここまでのナムリスは出来る限り言葉を発せず、
存在感も可能な限り減じてきていた。
だがここでようやく彼が主体的に言葉を紡ぎ始めた。
ナムリス「メリー先輩の話が夢か現か、真偽は今の我々には知り得ません・・・。
省25
[989]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/08/25(木) 18:54:06 ID:???
蓮子「相変わらず奥歯に物を挟んだ話し方をするのね…
言いたい事、主張があるんだったらハッキリ言いなさいよ。」
ナムリスの物言いに焦れた蓮子が直球で不平を示す。
言われた側のナムリスは肩を竦めて困り笑いの顔をする。
いつもの光景である。
ナムリス「ふふ、すみません。 ではハッキリ申し上げます。
それが100%メリー先輩の能力だと言うならば、我々の活動に変化はありません。
省37
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24