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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[285]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:52:35 ID:???
ジェイガン「これまでの試験結果を考慮した故の結果だ。確かに光るものはあるものの、
      まだ正騎士に昇格させるほどの実力を兼ね備えてはいないと判断した。
      ……残念だが、近衛騎士団の話も無かったことにさせてもらうぞ」

カタリナ「そ、そんなァ……」

クリス「(森崎さんは私たちの味方だって信じてたのに……あんまりだよ、こんなの……!!)」

第七小隊の悲しみを帯びた視線が突き刺さるのを森崎は感じていた。だが、森崎は厳しい表情を崩さなかった。

森崎「(きっと俺は薄情な教官だとアイツらから恨まれるんだろうな。だが、俺は心を鬼にしてでもお前たちに伝えたいんだ。
   実力の無いものは何時迄経っても栄光を掴みとることは出来やしない。
   優しさだけでは乗り越えられない壁があるということを、今のうちに理解してくれ)」

優しさと甘えはまったく違うものだということを、森崎は彼らを信頼しているからこそ伝えたかった。
皮肉にも森崎もまた、自分への好感という犠牲を強いてクリスたちを助けようとしていたのであった。

ジェイガン「…それではこれにて合格発表は終わる。なお、正騎士の叙勲式についてだが…」

重苦しい雰囲気の中、ジェイガンが後日の予定を伝えようとする。しかしその時……

????「諸君!まだ一勝負あるぞ!」

低く響く、しかしどこか穏やかな雰囲気もあるその老人の声の方を森崎たちは振り向いた。

森崎「モ……モロドフさん!?」

第七小隊の最終試験はライアンのみ落第という残念な結果となった。
嘆き悲しむ従騎士たちに、森崎は現実の厳しさを心を鬼にして説き伏せる。
だが、突如森崎たちの前に現れたモロドフによって事態は新たな展開を迎えることになる。

『前日編・森崎有三の7日間で分かる王宮騎士講座』 おわり


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0ch BBS 2007-01-24