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1- レス

【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[341]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 21:15:30 ID:???
>A お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ。(合宿中、特にライアンとは関わらない)


森崎の出した結論は残酷なものだった。いや、それ以外に選択など無かったのだ。

森崎「(今の俺には、誰かを支えることも、助けてやることもできそうにないんだ)」

破滅のツボによる虚弱化。どれだけ鍛えようとも身につかない持久力。
以前クリスに言った言葉が、まさか今になって自分に跳ね返って来ようとは森崎も思ってもみなかった。

森崎「(自分を守れない奴に、誰かを守れる資格はない。……すまないライアン。俺は……教官失格だ)」

誰かを教え導いていくには、森崎はまだ若すぎたのだ。20歳になったばかりの若者に人の才能の行方を左右できようものだろうか。

森崎はゆっくりと、しかしけじめを付けるべくはっきりとライアンに言った。

森崎「ライアン。お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ」

言い終わるが早いか、森崎はライアンの部屋を逃げるように去っていった。
もしかすれば後ろからライアンの声が聞こえたのかもしれなかったが、
今の森崎には彼の助けの叫びを聴き取れるほどの余裕は無かったのだ。


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0ch BBS 2007-01-24