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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[348]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:39:20 ID:???
ライアン「え…?」

トーマス「助けが欲しいならそう言えよ!何もしないで…助けを呼ぶことすらしないで
     何をしたらいいか分かりませんだ?そのこと考え事態が一番甘いんだよ!」

ライアン「トーマス……さん……」

トーマス「俺だってなァ…ジョルジュさんや他のアリティアの正騎士との実力差にもがき苦しんでるんだ。
     腕っ節の強さだけじゃ、どれだけ足掻いても覆せない差に直面して戸惑ってんだよ。
     自分だけが苦しんでると思ってんじゃねぇぞ。ライアン!」

ライアン「…………」

言葉が出なかった。自分以外の、正騎士に昇格した第七小隊の仲間たち含めて
誰もが成功を掴み、夢をかなえているものだと思っていたからだ。

トーマス「俺はもっと弓の腕を鍛えていつかジョルジュさんに追いつき、追い越せるスナイパーになるのが俺の夢だ。
     そのためにも、このアリティアカップのメンバーに選ばれて沢山活躍しなくちゃいけねぇ。
     ……頼むライアン。俺の夢の為に協力してくれよ。俺もお前の夢の為に力になるからさ」

ライアン「え……?」

そう言うとトーマスはライアンに向かって勢い良くガバァと頭を下げてきた。
それは、ライアンが従騎士で初めて誰かに頼られた瞬間だった。
いつも後方に待機し、誰かに守られ続けてきた自分が、正騎士の人間に頭を下げられ懇願されているのだ。

トーマス「……困ったとき、助けて欲しいときはな……こうすりゃいいんだよ。
     こんな当たり前のこと教えてやるのは今回限りだからな。覚えておけよ」

ライアン「あ……」


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