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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[43]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/08/29(月) 00:56:19 ID:???
実技訓練が終わった暗がりが進む帰り道。セシルはクリスとカタリナと一緒に寮への道を急いでいた。
その途中、一人花を抱えながらどこかへと向かうマルスと出くわす。
マルス「やあ。今日も訓練ご苦労様。こんなところで会うなんて珍しいね」
クリス「はい、マルス様。どこかへお出かけですか?」
セシル「ずいぶん綺麗な花輪ですね。あ、わかった!シーダ様にプレゼントですね!」
マルス「ははっ、違う違う。……この先に前の戦争で亡くなった兵たちが眠る墓地があるんだ」
カタリナ「えっ…」
そうつぶやくと、マルスは何処か寂しげな顔で花輪を見つめる。
軍を率い、勝利を勝ちとった者として決して目を背けられない犠牲の証である。
セシル「そうでしたか……」
マルス「父上も含め…前の戦争でアリティアには数多くの犠牲が出た。
僕は、彼らを救えなかった…。決して忘れてはいけないことだ」
同盟国の裏切り。父王の無残な最期。敗走を余儀なくされたあの日。
今でこそドルーア帝国に勝利したアリティアとは言え、決して華々しい勝利だけで彩られているわけではない。
セシル「マルス様。私は騎士を目指した時から、戦いで死ぬことも覚悟の上です。
前の戦争を戦った人々も…国のために命を賭けるお覚悟だったのではないでしょうか。
辛いことですが、マルス様お一人が気に病まれることは…」
マルス「……ありがとう。そう言ってくれるのは嬉しい。でも僕は…辛いんだ。
仲間が傷つき倒れていくのは、どうしようもなく辛い…。
たとえ現実離れした絵空事でも…僕は仲間を一人も死なせたくない」
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0ch BBS 2007-01-24