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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[479]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 17:03:36 ID:???
森崎も自分たちと同じように苦しんでいた。親友への罪滅ぼしのために取った行動で
自分たち以下の体力しか身に付けられていないにも関わらず、これまで教官として世話をしてくれたのだ。

森崎「幻滅してもいい。軽蔑してもいい。だがこれだけは覚えておいて欲しい。
   ……クリス。今のお前は俺のような間違いを犯そうとしている」

クリス「え…?」

森崎「お前が自分の練習時間を削ってまでライアンを助けたいという気持ちは尊いものだと思う。
   だけど、その代償は誰が払う?お前にそこまでの覚悟が本当にあるというのか?」

クリス「わ、わたしは……」

森崎「俺は全てを守るつもりでいた。親友を助け、なおかつ自分の力も強化する。
   お前たち全員を合格させ、大手を振って元の世界へと堂々と帰還する。そのつもりでいた。
   ……その結果がこれだ。一人で何でもかんでも背負おうとした結果がこれだ。
   どんな夢も諦めない強い気持ちは確かに素晴らしいことだ。だけど、俺たちは人間なんだ。
   一人の力じゃ大したこともできないちっぽけな存在でしか無い」

クリス「わたしは……」

山賊討伐後のマルスとの謁見にて、近衛騎士の話を出された時のことをクリスは思い出す。

マルス『僕は民たちから英雄と祀り上げられているけれどそれは事実じゃない。
    僕一人に出来ることなんてわずかだ。それは僕自身が分かっている』

クリス「(マルス様も森崎様と同じ。ただ一人の人間。ちっぽけな存在。でも――)」


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