※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[586]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:06:55 ID:???
ガーネフ「ふぇふぇ……折角じゃから大会中は奴らの能力の偵察でも行っておくがええ。
     偽物の存在に騙されておる可哀想な連中じゃが、なかなかの実力の持ち主たちじゃからのう」

中山「はい。俺達の世界に遠征に来た時も、俺の国のトップレベルの選手たちに見劣りしない動きをしてましたし」

ガーネフ「よいか皆の者。森崎の偽物は試合に負けることでサッカーに対する夢や希望が失われていく。
     それに比例するように、本物の森崎の失われていた本来の力が取り戻されていく。
     試合の結果次第では完全に力を奪い去ることが出来ぬかもしれぬが……
     森崎を救うためにも、どうかうまく事を運ぶよう努力するのじゃぞ」

ストラット「わかってるってじーさん。さっさと仕事を終えてミアータに会いに行きたいんだからな!」

バビントン「うん。僕も僕にできることを頑張るよ。(そしてセレインに謝るんだ。ミサンガ、自分で破っちゃっってごめんって)」

決意を固めるストラットたちを横目に、イスラスは先程エストから渡された試供品の包を開けていた。
中には『パンサー』のロゴが描かれたスポーツタオルが詰め込められていた。

イスラス「(…………センスがねぇな。アイツじゃあるまいし)」

イスラスはワールドユース大会でオランダのチームマネージャーを務めた色白の少女を思い出していた。
事故により神経を失った右足の代わりとなる、とあるポーランド人のアスリートから移植されたという
自分の右足のコンディションに常に気を使う不思議な、というよりも彼にとっては不気味な性格をした少女だった。

イスラス「(そうか。あの女店員に似たやかましさはアイツだったか……)」

今となってはすっかり過去の記憶になった懐かしい風景を思い出しながら、
イスラスは湧き上がる不快な『寂しさ』という感情に逆らっていた。

中山「(待っていてくれ森崎。お前の苦しみを、俺が必ず取り除いてみせる。それが俺の新しい夢であり、望みなんだから)」

そして中山は親友を苦しめる存在を打ち破るためにと、更に強い決意を固めて夜空の月を見上げるのだった。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24