※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[633]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:53:21 ID:???
〜フースバル控え室〜


陽子「さーて、いよいよこの時がやって来ちゃいましたか…」

南武フースバルのマネージャーであり、監督業も営む日本サッカー協会の派遣員である片桐陽子。
彼女は兄の宗政の指示によりこの大会の全記録を任されており、アカネイア大陸のサッカー事情、
さらには一部の者にしか伝えられていない、協会の極秘の任務も行うことになっていた。

陽子「(ついに開催される日本のプロリーグ。大手の海外リーグにも肩を並べるほどの
   地盤を創り上げるためにもこの大会、無様な結果で終わる訳にはいかないわね)」

プロクラブを経営する会社の規模や、サッカーに対する理解と熱意により、チーム力は大きく左右される。
プロ選手たちはその狭間で凌ぎを削り合い、栄光の日本一、きってはワールドクラブカップという大舞台目指して戦うことになっていく。
問題はそのリーグ戦の内容だ。あまりにもチームの戦力に差が出来てしまったり、
陽子としては見応えのある守備の応酬が映える試合ばかりでは一見の観客が興味を失いかねない。

陽子「(フースバルは他のクラブと見比べてどうしても年齢も若く、総合力に劣っているわ。
   でも、サッカーの試合はそんなものだけで左右されない、
   何があるか分からない楽しい物だってことを証明するためにも――)」

せめて一勝。あの黄金世代と称される選手たちを苦しめてきた選手たちが集まるこのアリティア選抜には勝っておきたい。
いや、フースバルの選手たちはそんな小さいことなど考えてはいないだろう。
自分たちの力を信じ、そして勝利を勝ち取るためにと厳しい練習に励んできたのだから。

陽子「みんな、よく聞いて。ミーティングを始めるわよ」

ここからは『監督』としての仕事だ。陽子は普段のおちゃらけたムードをオフにして、
張り詰めた空気を纏うとホワイトボードにペンを当てていく。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24