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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】


[930]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/25(火) 01:20:55 ID:???
フースバルの作戦→ スペードQ
>スペード→焦る気持ちもわかるが、ここは僕を信用してくれないか?
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小豆沢「…ちょっとまって欲しい。焦る気持ちもわかるが、ここは僕を信用してくれないか?」

狼狽する若手の選手たちを落ち着かせるように、穏やかな口調で語る小豆沢。

小豆沢「確かに前半は僕の動きを完璧に封じ込まれてしまった。
    そのおかげで新田や栗栖の良さを全く活かせずに終わってしまった」

新田「そ、そうですよ。このままじゃ一本もシュートを打てず終わってしまいます。だから後半は何か攻め方を変えて……」

小豆沢「そうだな。だが、相手だって馬鹿じゃない。新田が今そう考えたように
    向こうも別の攻め方になにか対策を立ててくるかもしれないだろ?」

早田「…下手に策を打つよりはいつも通りの戦術で落ち着いて攻めるってことっすか」

小豆沢「前半ロクにボールを回せなかった僕が言うのも何だが、中盤にはそこまで大きな差があるとは思えない。
    無理に奇策を用いるよりも、いつものとおりに僕にボールを集めてくれないか?」

石崎「……そ、そうだぜ!前半最後にボールを奪われたのだってただのマグレさ!
   そう何度もキャプテンが競り負けるわきゃないぜ!」

栗栖「俺もキャプテンを信じます。きっとそれがうちの持ち味で、一番効率のいい攻め方だと思うから」

小豆沢の実力はチームの誰もが知っている。だからこそ彼の言葉は信用でき、
彼ならばこの劣勢すらも跳ね返してくれるという希望が生まれてきているのだ。

小豆沢「(さーて、いよいよ後にはひけなくなったな。ここまで言ったからには結果を残さなきゃいけないぞ)」


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