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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜


[132]銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:09:24 ID:G990W74Q
シュナイダー「…なあ。このままもう会うことはないのか?」

今の言葉になんとなくそんな気がしたシュナイダーは、思わずそんな事を聞いてしまう。

シェスター「……そんな事は無いさ。ただ、僕の歩む道は過酷だ。多分、それを成す事無く
死んでいくだろう。でも、多分…それは誰かがやらないといけないこと。それに君を巻き込むわけには
いかない。古き友人よ、君は君の翼で君の行く先を決めるんだ。もし、その手助けが必要な時は
遠慮なく僕を呼んでくれ。道は重ならずとも、きっと助けにいくよ。」

一瞬言葉に詰まる彼だったが、すぐにいつもの調子を取り戻し、軽い口調でそう約束をしてくる。

シュナイダー「だったら今!今が…今がそのときではないのか?」

先ほどの宣誓の先には彼がいる。きっと彼はシュナイダーの知らない様々な事を知り、そしてそれを
いかに用いるべきかという方法まで知っている。
それはつまり、シュナイダーの腹心としては彼が最も適役である事を示していた。

シェスター「大丈夫。君には君の仲間がいる。僕は、僕の望みをかなえたいんだ。
それが子供っぽい感傷だとしても。きっと、いつか…もう一度会えるよ。君が今の言葉を忘れない限り」

そう、シュナイダーにとってかけがえの無い友人の1人である彼以外にもシュナイダーには
友人はいる。それは古くからの幼馴染であったり、同じような立場の伯爵の次男だったりするのだが。


0ch BBS 2007-01-24