※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜


[175]銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:14:59 ID:4gvioZwQ
マリー「うん、大丈夫。あんまり大きいとお掃除が大変だから」

久しぶりに兄とただ2人で話すことがよほど嬉しいのか、妹姫は体全体で喜びを表しながら
そう返事をする。

シュナイダー「掃除?そんなものはメイドにでも…」

マリーに入れてもらった紅茶を口に含みながらそう口にするシュナイダー。口の中の紅茶には
何種類かのハーブが入っているようで、僅かに鼻腔へさわやかな風が吹きぬける。

マリー「だめよ。自分の事は自分でする!お父様の教えでしょう?」

年のころに比べて小さくたおやかな指先を揺らしながら答える。

シュナイダー「変わらないな。マリーは」

この僅か5年でどこまでも変わってしまったカールハインツは自分よりも大きく運命が変わった
彼女が変わっていないことに眩しさすら感じる。

マリー「お兄様も変わらないよ。だってこうして私に会いにきてくれたでしょ?」

ケルシーのケーキに舌鼓を打ちながら嬉しそうに答える。

シュナイダー(変わらない…か。確かに彼女と共にいれば私は変わらない…いや、変わった自分すら
ただの兄へと戻る事ができるようだ)

彼女の笑顔は自分にとってどんなに大切なものだったのか、最も基本的な事を思い出すシュナイダーだった。

〜〜〜


0ch BBS 2007-01-24