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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜


[207]銀河シュナイダー伝説:2011/10/06(木) 00:02:46 ID:cVrr7pfk
アルテミュラー「控えよボルツ!……では、兄上はわたくしが信用できないと?」

恩もあるクライストであれば冷静沈着である彼も、血を分けた従兄弟にまで同じように接する必要はない。

僅かに口調を硬質なものに変え、まるで追窮するかのように言葉を紡ぐ。

パウル「…っく。この、不肖な弟が!父上、今見たように、彼には反骨の相が見えております。
どうか私にも同じ権限を戴きたく存じ上げます」

隠そうともしない殺気でアルテミュラーを貫くが、そんなことで動じる彼ではない。それを確認した
パウルはそれがさも叛旗の印であるが如くのたまい、実の父に曲解させる。

クライスト「………よかろう。では1500づつ天頂と天下に別れ防衛の任に…」

パウル「それには及びません。既に私の判断で、王宮の回り及び都市部には配下を置いております。
弟殿にはそれ以外の場所を守っていただきましょう」

まるでその言葉を予言していたかのように蛇のような瞳でそういい含める。


0ch BBS 2007-01-24