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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜


[249]銀河シュナイダー伝説:2011/10/06(木) 20:53:27 ID:cVrr7pfk
〜〜〜

ようやくゲルハルト・アーデルンカッツ提督と個人面談が出来たのは、4月に入る直前であった。

赤いカーペットの敷き詰められた広い部屋に豪華な調度品がそこかしこに納められている部屋に通される。

シュナイダー(…無駄に豪華だな。やはり中将クラスになるとこれ位は当たり前なのだろうか?)

ほぼ左遷状態であるアーデルンカッツがそんな待遇であるわけが無い。この部屋は門閥貴族である
シュナイダーのために用意された応接室であり、普段のアーデルンカッツは質実剛健、質素倹約を
旨とした良識的な人物である。

アーデルンカッツ「君がシュナイダー少尉か。まずはそこにかけたまえ」

軍人としての階級は月とすっぽんの関係である二人。幹の太いオーク材を使用したワンオフの
執政机椅子に座っているのは当然であろう。


0ch BBS 2007-01-24