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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜
[1000]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/11/06(日) 21:57:18 ID:vv4BGnPc
スピカ「だから、お願いです。私をおいてください」
だが、彼女…このシルバーブロンドの少女にとってはとても重要なことなのだろう。
モリサキ「ん。……それじゃ…とりあえず買い物に行くか。もってきたものがそれだけなら
色々と足りないだろう。あ、洋服売り場はクレジットを渡すから自分で選んでくれよ。
流石に一緒に行くと変質者としか思われんだろうし。」
と、変な選択をする事無くそう返事する。
スピカ「あ、でもお金ならちょっとは…」
そういいながら彼女名義の通帳をバッグから出しモリサキに差し出そうとするが、
モリサキ「それは使わない。それは君の父親が命を懸けて貯めたお金だ。そういう大切なものは
ホイホイ使うものではない。…そうだな、もし、君が…スピカが軍関係に進まなかったら結構な
額の返済金が必要になるだろう。その時に役に立ってもらえればいい」
我ながら格好つけているな、と思いながらもそれも又事実の一部だと判断し通帳を安全な
場所へ隠すようにと言葉を続ける。
実は既に彼女の養育期間中に政府から送られる養育費に手をつけず、彼女の養育期間が終われば
そっくりそのまま返すのもカッコいいだろうな。とも思いつつ。
そんなこんなでモリサキ・ユウゾウ22歳、スピカ・トレミー12歳の、10歳年の離れた
奇妙な共同生活が始まるのだった。この10歳が果たしてどのような意味を持つのか…
それを知る者はまだどこにもいない…
外伝 〜〜銀河モリサキ伝説〜〜 第10章
次回へ続く。
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0ch BBS 2007-01-24