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1- レス

銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[44]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 01:31:24 ID:HZs7OO1Q
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時刻は標準時間にして午後3:09分。あわせた時間が3時ジャストであったはずだから
僅か10分足らずで軍事施設の集まる駐屯施設の柵までたどり着いた事になる。

ドゥーコフ(どこまで隠密のままでいけるものだろうか?)

最悪のパターンでは既に見つかっている可能性もある。いくら一般のレーダーには映らない水中を移動し、
ステルス性の高い電波吸収素材を使った装甲車であったとしても、注意深く見れば目視でも確認可能で
あり、そして電波が届かない事を逆手に取った発見法も無いことも無い。

もちろん、常時そんな方法で索敵している可能性はほとんどゼロに近いのだが、相手は恐らくこちら
より少ない人数でこの星の住民だけでなく軍人まで扇動させたことを考えると絶対に無いとはいえない。

ドゥーコフ「敵の防衛網は?」

通信兵「赤外線センサー感。空気振動センサー感。可視光センサー感。電磁センサー感。
圧力センサー……感。イオンセンサー…不感。熱センサー感。………」

ドゥーコフ「第一種戦闘準備中と同じ対応か……八方塞だな。」

予想していたとはいえ、やはり甘いものでは無いらしい。だからこそ力押しも可能であるこの装甲車を
持ち出してきたのだが、できればそれも使わずに済ませたいというのが正直な感想であったのだ。

ドゥーコフ「下手な対策をして、つまらない策につかまる可能性を考えると、ここは力押ししかないな。
総員、装甲服に着替えろ。白兵戦になるぞ」

出来る事ならば実行したかった、そ知らぬ顔で軍中枢まで入るという策を早々に諦める。ここからは
同じ帝国軍人同士の殺し合いが始まる。それは帝国の血塗られた歴史の一端であり、ドゥーコフに
取っては『いつもどおり』の作戦であった。

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0ch BBS 2007-01-24