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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[553]銀河シュナイダー伝説:2011/10/30(日) 01:20:02 ID:2wi0jKXY
帝国暦481年11月 休暇ターン

メイド長「随分と寒さを感じるようになりましたね」

そんなことをいいならがいつものように高級な紅茶を淹れてくれる姉さん的なメイド長。

シュナイダー「そうだな。そろそろ紅葉も見ごろだろう。宇宙に旅立って気付いた事がある。
大地に根を張り移り往く四季を感じることが出来るのは最高の贅沢なのだと。」

そういいながら庭師が毎日丹念に手入れをしてくれている庭園を眺める。爵位を持つ貴族の庭園としては
やや質素ではあるものの、春には春の秋には秋の…様々な季節、どのような季節であっても
心を豊かにしてくれる様々な樹木によってこの子爵邸は彩られていた。

メイド長「……そろそろ人恋しくはならないのですか?」

庭がにぎわっているからだろう。だからこそ壁一枚を隔てたシュナイダー子爵邸が数少ない人間によって
運営されているという寂しさがにじみ出ており、彼女もそれを少しだけ寂しく思っているようである。

シュナイダー「……残念だが相手がいない」

そしてそれを知るシュナイダーは彼女の言葉に気を悪くする事無く素直に答える。

メイド長「そうですか。お相手が見つかったら必ず私にご報告くださいませ。どのような方でも
カールハインツ様がお選びになったのならば私は応援いたしますよ」

と、埒もない平凡な会話は緩やかに…だが確実に過ぎ去っていく。


0ch BBS 2007-01-24