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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[922]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:28:40 ID:UWEqXWm2
シュナイダー「……ヘルミーネ。」

メイド長「はい坊ちゃん。今林檎を剥きおわったところです。お一ついかがですか?」

いつもの紺色のメイド服…ではなく、ツィード切り替えの黒を基調としたワンピースに胸に
金細工の美しいチェーンのアクセサリーをつけており、雰囲気がより大人っぽくなっていた。

シュナイダー「…夢を見ていた。昔の。……ヘルミーネもそこにいたよ」

ヘルミーネに向っての言葉ではあったが、それはまるで自身の昔話を独白するような趣があり、
彼女自身、その言葉にあまり意識は持っていかなかった。

シュナイダー「……感謝する」

ヘルミーネ「え?」

シュナイダー「今、思い出した。一番初めに私に私の道を指し示したのはヘルミーネだったのだな」

記憶の欠片というものは一旦手から離れてしまうと容易く崩れ去りその原型をも失ってしまう。


0ch BBS 2007-01-24