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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[923]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:29:40 ID:UWEqXWm2
毎日が……たとえそれが休日であっても、生きることに一生懸命であったシュナイダーもまた、
他の人物達と同じように本当は大事であった『初めて覚悟を決めた瞬間』をいつの間にか忘れ去っており、
彼女がこの道を指し示した事すらなかった事にしていた。

ヘルミーネ「いえ。私は今でも後悔しております。もし、このような未来がお待ちであれば
私は、私は………」

林檎を持った手に小さな粒が落ちる。その雫は透明で、何よりも純粋で何よりも美しく悲しいものだった。

シュナイダー「………」

ヘルミーネ「私が…あの時の坊ちゃんをただお慰めするだけならば、坊ちゃんは今頃ただの
シュナイダー子爵家の当主として、いつでもマリー様とお会いする事が出来たのに。なのに、
私が余計なことを言ってしまったせいで、こんなにも苦難の道を歩ませる事になってしまいました」

彼女はたった1人でその呵責に耐えていたようだった。自分の言葉がシュナイダーの運命を大きく狂わせて
しまったことにたいして。そしてそれは、今回のこの事件によって決定的に大きな傷となってしまったのだ。


0ch BBS 2007-01-24