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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[984]銀河シュナイダー伝説:2011/11/06(日) 19:18:53 ID:vv4BGnPc
ヘルミーネ「甘いというよりも、ちょっと切ないですね」

ごく僅かな触れ合いの後に顔を上げた彼女は顔を耳まで真っ赤にさせながらもどこか満足げだった。

シュナイダー(そうか。この甘さは彼女から香るものか。ミルクのような薔薇のような……
どこか懐かしくて、どこかやわらかい…)

彼女の匂いはこの屋敷の匂いにも似ている。彼にとって帰ってくるべき場所の匂いのようで
鼻腔の中に残る残滓は彼の心を惹きつけるには充分だった。

ヘルミーネ「…これは助けていただいたお礼です。どこかお怪我は?」

突飛な発言に対する仕返しだろうか?それとも彼とのはじめてのキスがこのような形であるのが
ちょっとだけ残念に思ったことに対する『やり直し』なのだろうか?神ならぬ身である若い子爵には
それがどういう意味であるのかはわからないのだが、彼女の瞳を見ることができず、そっぽを
向きながら「問題ない」と答えることが精一杯の抵抗だった。

☆☆☆

メイド長(ヘルミーネ・ネリウス)との好感度がググーーン!と上がりました。

〜〜〜


0ch BBS 2007-01-24