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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜


[998]銀河シュナイダー伝説:2011/11/06(日) 21:55:18 ID:vv4BGnPc
スピカ「わ、私、ここに来る前はお父さんと二人暮しだったので大丈夫です。ご飯もちょっとで
構いません。絶対に贅沢も言わないので大丈夫です」

考えてみれば当たり前である。遺児となったということは身寄りがなくなったということ。
もし、母親がいるのであればわざわざここに来る必要もないだろう。

モリサキ「……まあ、立ち話もなんだから部屋に入って。一人暮らしだから散らかってるけど」

彼女の必至の懇願に絆されたのか、いや、最初は冗談で『チェンジ!』とでも言って和ませようと
思っていたが、最初からそれを受け入れるつもりではあったので、この一粒の真珠のように
美しい少女を自宅へ招き入れるのだった。

〜〜〜

モリサキ「あ〜、あんまり子供向けの飲み物はないけど……あ、そういえば引っ越し祝いにもらった
ジュースのセットがあったな。あれは……」

1人暮らしの常か。モリサキもまた普段は外食で済ませているため自宅であるのに台所の勝手がよく
わかっていなかった。

スピカ「あ、そんな。お気を使わないでください」

自分の身長の半分程度の大きさのバッグを一つもってやってきた美少女は恐縮しており、
カーペットの上で縮こまっている。


0ch BBS 2007-01-24