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【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】
[46]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/10/30(日) 22:44:35.66 ID:iZAIgS5d
その答えに大いに貢献してくれそうなのが現在進行形でイタリアと戦っている
アルゼンチンユースの行動なのは言うまでもない。
バビントン「プアジェル!大丈夫か!?」
プアジェル「な、なんとか…いってぇえええ〜〜〜…」
ガルバン「くそっ、あんなのが撃てたのかよ…メガロゾーンだけでも厄介だったのに」
サトルステギ「オムニゾーンって言ってたよな?オムニってなんだ?」
ディアス「知るかよそんなの。名前なんかどうでもいいさ」
省11
[47]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/10/30(日) 22:44:47.51 ID:iZAIgS5d
アルゼンチンメンバー「…その通りだ!」「おう!」
パスカル「(よし…ディアスは落ち着いている。けど、どんな戦い方をするつもりなんだ?)」
ディアス「(とは言ってもキツいよな…90分間粘り強く戦う必要があるな)」
彼らはいきなり圧倒されている事に動揺は禁じえなかったものの、まだまだこれからだと闘志を失ってはいかなった。
それは彼らがいくつもの修羅場を越えてきた歴戦の勇者なのもあるし、攻撃的なチームだからでもある。
省16
[48]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/10/30(日) 22:44:57.95 ID:iZAIgS5d
ピィイイイイイイイイイイイイイ!
放送「アルゼンチンユース、キックオフで仕切り直します!早い時間帯で先制されてしまいましたが
元より彼らは守備よりも攻撃を重視したチーム!ここから先の戦い方で逆転は十分可能でしょう!」
イタリアメンバー「ディアスを止めろ!」「ディアスさえ止めれば怖くないぞ!」
ディアス「甘いねえ、カティナチオってのは!」
バコッ!
イタリアメンバー「うっ」「なにィ!」
省20
[49]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/10/30(日) 22:45:20.70 ID:iZAIgS5d
とりあえず今夜はこれだけです。おやすみなさい。
[50]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/03(木) 00:46:52.18 ID:rLFpcHjI
先制されたアルゼンチンはディアス主体の速攻からチーム全体を活かした遅攻に切り替えた。
まだ前半が始まったばかりであり点差もたった1点だからと言う合理的な判断だったし、
彼らにはディアス抜きでも攻撃を成立させる自信もあった。
相手が5バックと言う前の人数が少ないシステムを使っているのだから尚の事である。
ディアス「よーしこっちだ!俺に来い!」
ダダダダッ!
イタリアメンバー「うっ、マズい!」「ディアスが来たぞ!」
省18
[51]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/03(木) 00:47:19.10 ID:rLFpcHjI
数分後、彼らは見事に攻撃を成立させていた。
ディアスが切り込んで囮になり、彼に合わせるとみせかけたバビントンが
サトルステギにアーリークロスを上げたのである。
サトルステギ「いっくぜー!ダイビングダイナマイトだーーーっ!!」
バッ!
バッグォオオオオオオオオオオン!!
森崎「ん?サトルステギの野郎、低いボールにも合わせられる様になったのか」
ジェンティーレ「ヘナチョコが!」
ボゴッ!
省12
[52]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/03(木) 00:47:32.00 ID:rLFpcHjI
放送「しかしジェンティーレくん素晴らしいブロッキングで彼のダイビングヘッドを防御!
ジェンティーレくんの守備力が冴えに冴え渡ります!アルゼンチン、彼の牙城を突破出来ません!」
中山「今のも良いポジショニングだったな」
次藤「あのジェンティーレとやら、頭も切れるばい」
葵「いえ、今のも多分ジノの指示ですよ?」
松山「そうなのか?」
赤井「そうですよ。ヘルナンデスは味方を動かすのが上手いGKですから」
省24
[53]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/03(木) 00:48:42.86 ID:rLFpcHjI
今夜はこれだけです。また明日お会いしましょう。
[54]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/05(土) 23:40:23.93 ID:05rRlL0l
イタリアユースの者達以外で誰が知っているだろうか?Jrユース大会以後のヘルナンデスの苦難に満ちた歩みを。
当時戦力が致命的に欠けたままのチームを懸命に率いた彼に与えられた報酬は
2試合で7失点と言う屈辱と”金メッキが剥がれ錆びた屑鉄”と言う悪意たっぷりの汚名だった。
ヘルナンデス「(そろそろ来るな…次か、その次辺りにディアスはやってくる)」
だが彼は挫けなかった。どんな嘲笑にもどんな理不尽にもどんな苦境にも屈さなかった。
省45
[55]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/05(土) 23:40:40.32 ID:05rRlL0l
ヘルナンデスがこの指揮能力を誇る事は無かった。とてもそんな気にはなれなかった。
頼もしい味方が敵を止めてくれるのに越した事はないが、それは決して彼自身の力ではないのだ。
増してやそれに頼る様になってしまってはGKとしての成長は停滞する。
それを恐れた彼が得たもう一つの力もまたフィールドの中からではなく外から得た力だった。
ヘルナンデス「(大事なのは今、俺に再びチャンスが与えられたと言う事だ。
省27
[56]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/11/05(土) 23:40:56.73 ID:05rRlL0l
ヘルナンデス「来たぞ!ラインを2m下げてから囲め!」
イタリアメンバー『おう!!』
前半20分ごろ、間を空けて体力を回復したディアスはボールを奪い返してから再び自力で切り込んできた。
これ自体はイタリアユースの選手たちも予期しており、何ら驚きはしなかった。
ディアス「(さっきから嫌らしい配置ばっかりしやがって、やり辛いったらありゃしないぜ…
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0ch BBS 2007-01-24